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2006年2月27日 (月)

明晰の名跡(御舟VS晴音)

「眠たいんじゃおのれは。
百人からの人間、燃えカスも残らんよにぶっ殺せる化けモンが、なんや人間の側でへーへーぼんぼん笑ってられると思うてたんか。
お前の周りの奴らが、お前を怖れてないだなんてたわ言、ホンマに信じてたんか。
香緒美《あの嬢ちゃん》がお前の隣で顔強張らせてたことに、ホンマに気付いてなかったんか。
ぶっ壊す力もって生きとる奴は、ぶっ壊すことしか出来んのや。
それだけやったらエエねん。
お前も同じや。
だったら、とことんやったろうやないか。
なぁ、戦う辞書《バトルディクト》!」

本棚に、

・がんばれ自炊くん! ビギナー編 ほぼ日刊イトイ新聞編
・飛行機物語 鈴木真二
・屍姫1 赤人義一
・蟲師7 漆原友紀
・殻都市の夢 鬼頭莫宏

を追加。




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2006年2月26日 (日)

MoonLight Shower“たった刹那の交差”(響希&槍司)

「切り裂く爪も、引き裂く牙も、打ち砕く舌さえも抜かれた。負けたから負け犬なんじゃないわ、負けを受け入れたから負け犬になるのよ。そしてもう二度と立ちあがれない」
「…」
「…槍司…抱いてくれない?
私にはもうそのくらいしか価値が無い。私の価値を、感じたいの」
「お前の身体《ぬけがら》なんかに興味はねーよ」
「査定すら間違ったみたいね。ふふ、情けないったらないわ」
「だから、中身を取り返してきてやる」
「……?」
「そしたら、もう一回言わせてみせる。覚悟してろよ」

今日までの本棚の追加

・時空のクロスロード ピクニックは終末に 鷹見一幸
・トムは真夜中の庭で フィリパ・ピアス/高杉一郎
・サンクトペテルブルグ 小町文雄
・続・日本の樹木 辻井達一
・藤子・F・不二雄 少年SF短編集2

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2006年2月24日 (金)

開港の邂逅“失われた過去との再会”(神前葵&九条剣介)

「未熟を認める心なら構わない。未熟さに寄りかかる心なら、捨ててしまえ」
「なるほど。顔に似合わず辛辣だな」
「…昔、キミが私に言ったんだよ」
「…ふうん」

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2006年2月23日 (木)

title reflrain“世界一平凡な称号”( from 古月晴音)

「『天才』?もう聞き飽きたよ」


「時限的せつなさ」の話。

減り続ける砂時計とか、進み続ける時限爆弾の針とか、そういうものって、ドキドキしますよね。

ぼくはジャック・フィニィというアメリカの作家が好きなんですけど、その作家の「ゲイルズバーグの春を愛す」という短編集に入ってる一編が特に好きなのです。

001850140000
ゲイルズバーグの春を愛す
ジャック・フィニィ
ハヤカワ文庫




「愛の手紙」。

原題 The Love letter っていうんですけど。まんまですね。

これが「時限的せつなさ」のお話。

現代―っつってもお話の書かれた当時なんで30年近く前ですが―に生きる青年がある日骨董屋で買ったヴィクトリア朝期の机の引き出しには一人の女性が書いた一通の手紙が入っていて…と始まっていくお話なのですが、

簡単に言うと、主人公はどうにかしてその手紙の書かれた過去に向かってどうにか返事を書くのです。

そうしておいてから今度は2番目の引き出しを開けるとさらにその返事が…

となっていくのですが、ここで「制限」が登場。

引き出しは3つしかないのです。

そして一度開けられてしまった引き出しは二度と過去へはつながらない。

つまり、もうあと一回しか、手紙を受け取ることは出来ないのです。

この「どうすんだ、あと1回しかねぇぞ!」って感覚が読んでるぼくを「どうなる?どうする?」とドキドキさせて、さらに回数制限、しかも手紙のみという細い絆が「せつなさ」をあおるんですよね。

だからそれと同系列上で考えていくと、大長編ドラえもんの「のび太の宇宙開拓史」におけるラストのところも「偶然つながった世界」が「あと少しで永久に離れてしまう」という「時間制限のせつなさ」が効いていて、のび太やドラえもんの決意が伝わるなぁと思うわけです。

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のび太の宇宙開拓史
(写真はDVDですが、ぼくはマンガしか読んだことないです)





例えば「逆転劇」って好きです。圧倒的不利をひっくり返し、今まで抑圧されていた心が解放に向かうカタルシスがあるから。

しかしそれとは違った表現の仕方で、「愛の手紙」にも「のび太の宇宙開拓史」にも「あおり」と「せつなさ」のカタルシスがあるよな、と思います。

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2006年2月22日 (水)

flow-who low?“高きと低きの便宜学”( from 響希&神船)

「逃げる気?」
「なんやけったいな嬢ちゃんやな。せっかく逃がしてやる言ーとんのや、人の厚意は素直に受けるもんやで」
「馬鹿を言わないで。このままでは一宮家の家訓にもとるわ。倍返しよ、私の街で好き放題暴れた代償、払いなさい」
「…嬢ちゃん、俺をあいつらと一緒や思わんどいてな。なんつったか…晴着《ハレギ》と葬式《ソウシキ》…」
「晴音《はれね》と槍司《そうじ》」
「そうそう、そのドグサレ二人組。あいつらみたいに甘ないで。殺《や》ろう思うたらためらわんからな。3秒や。せめて一瞬も苦しまんようにやったるけどな。良心的やろ?」

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2006年2月21日 (火)

thinking is sinking“思考するとは沈むこと” ( from 淵野辺神舟《ふちのべ みふね》&犬吠埼諸角《いぬぼうざき もろずみ》

「『ごご7じ はいこうじょう にて まつ』。漢字を使わんかい、アホかおのれは!ガキの果たし状か思ったわ!」
「かんじはきらい。よみかた たくさん。ひらがな ひとつ。ごかいしない。ひらがな すき わかりやすい」
「ああ?」
「みふねも わかりやすい。だから みふねもすき」
「なんや急にけったくそ悪い。男に好かれて嬉しいことなんひとつも無いわ」
「みふねのことば ときどきむずかしい」
「ええねん、それで。俺は難しい男なんや。それよりコレ、全部おのれがやったんか?」 

眼前、横たわるのは黒服の死体が訳20。



本棚

・セサミストリート 1巻、2巻 まつもと泉 

を追加。

「きまぐれオレンジロード」成分が変な具合に脳みそを侵食してた高校生の時に近所の古本屋で旧版を買った。中のページが何枚か破れてなくなっているという事態に直面して唖然とした記憶あり。今考えてみりゃ怒鳴りこんで叩き返してくりゃよかった。今回文庫化ということで見送ってもよかったんだろうが気が付いたら買ってた。ビョーキ。  

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2006年2月19日 (日)

口唇の交信( from 響希&晴音)

「奇跡などないわ。だから『不可能』を『可能』にすることを偉業と呼ぶのよ。『可能』を『可能』にしないのは、怠惰。吐き気がする」
「君の言葉は、武器みたいだ。研がれて尖って輝いてる」
「あなたのは違うとでも言うつもり、戦う辞書《バトル・ディクト》?」
「…違わない」


「少年と少女の恋には広い世界が必要だが、男と女には鍵のかかる部屋が一つあればいい」

田中芳樹という作家の「アップフェルラント物語」に確かこんなセリフが出てきたはずです。好きなセリフです。詳細まで自信が無いので細部は違っているかも知れませんが←好きなセリフなら覚えといてください。

ともあれ、今回の肝はそんなところ。

友人から「お前は絶対にグァー来るって!読めって!」

と、

4592123700

キス マツモトトモ 白泉社
(全8巻)






このようなマンガを貸していただきました。もう少し具体的に言うと、なんか無理矢理持ってきてゴーインに置いていかれました。いわゆる押し貸しです。

3週間前に。

「お前はハムスターか、げっ歯類か、頬袋にひたすら溜め込むみたいにしやがって!あれか?前歯とかもたまに削らないと死ぬのか?柱とかで!」

とここ最近催促されていたのですが、今日やっと読み終わりましたので感謝やら感想やら。

ホントは読み終わった直後の感想は危険なのですが。

まぁざっと言うと17歳の女子高生と、そのピアノ講師24歳の歳の差カップルの話です←ざっとすぎ。

第一の感想としたら「ビターチョコと甘めのスパークリングワイン」。

オシャレめで少し皮肉の効いたセリフと、題材の背景にあるピアノ、クラシック、ジャズという一連の音楽が、単なる舞台背景ではなく、ちゃんとストーリーと溶け合っていて、作品の雰囲気を作っています。

で、主人公の相手が7歳年上ということの延長線上で、魅力的な「おっさん」がイイです。

特に、主人公の「叔父さん」がいいです。実に魅力的です。アクの強い悪人っていいですよね。ってかこのマンガ、割と性格捻じ曲がったようなのばっか出てくるんだけど。だから主人公がまっすぐな性格なのがいいのかもしれませんね。変化球は直球に弱いのですよ。

そんな変化球なぼくとしましては、龍蔵おじさん、環さん、の二人がお気に入りかな。

ただ「グァーって来るトコ」ってどこだ?

ぼくの好みからはずれますが、絵柄は繊細ですし(ぼくはもっと線の太い絵か、丸っこい絵の方が好き)、主人公の成長は描かれているとは思うのですが「グァー」とは来ない。

どうも見解に相違があるような気がする。

ぼくが「グァー」なるのはなんつーかバーニングなとこですよ?「熱い」やつですよ?「萌え」ではなく「燃え」の方ですよ?ムダに暑苦しいやつ。
主人公が最終的な障害に向かい合った際、今までのお話の中で丁寧に描かれてきた人間関係が全部集結、何も言わなくてもわかってる、みたいなやつですよ?
「男&女の絆」と言うよりは「仲間の絆」みたいなやつ。

たぶん、友人としてみれば、「ひねくれた性格の美形」が「主人公にだけ抱く慈しみ」的なところ(あと、題材として音楽)がぼくのツボだろうと判断したのだと思いますが、そこには見解の相違があって、好みの相違がやはりある。

ぼくは子供なので(言い訳のように使ってはいけませんが)、冒頭の話に戻れば恋愛話に限らずぼくが「グァー」となるには「広いフィールドと多くの登場人物」が不可欠なのです。

その点でいくと、この「キス」は少々ぼくには大人っぽすぎるのかなと。ほとんど毎回の締めのキスシーンも「7歳という歳の差をつなぐための絆」として、うまく機能しているとは思うのですが、んー。

後は、このお話が「最終的な目的」を明確に持たずにいる。というのがぼくの好みからずれているのかもしれません。ぼくの好みが「でかい目的にむかううねりとしてエピソードを積み重ねていく」というものなのに対し、この「キス」は「エピソード単発の中に心情を込める。第一話と最終話において何か大きな『事件』的変化はない」という気がします。もちろん主人公は心情を変化させ、どんどんキレイになるのですが。
元々読み切りスタートということなので、話の作り方的に最終目標など端から定められていないのかもしれません。

出来事の中の人間、人間を通して出来事を描くのではなく、出来事を下地に人間を描く。そんなスタンスなのかもしれません。そういうことであればでかい流れなど必要なく、登場人物の心情が描ければいい。

エピソードの結末未回収なのもやや残念で、特に、叔父さんの「姪はやらんぞ!」エピソード。いくつかあるんですよねぇ。ただ、やはりこれもスタンスが上記の通りなら。

ですんで、そこが好きな人ならきっと気に入るんだと思います。

ってか少女マンガのアドバンテージってそこだと思うし。

あと最後の見解の相違は題材の「音楽」。

音楽のジャンル分けに意味は無いと思っていますが、それでも好みの偏りはあります。おそらく友人はこのマンガに出てくるみたいなクラシックの名曲たちからの流れと周辺の文化が特に好きなんだと思いますが、ぼくの偏りの根元の部分は「ディストーションの効いたギター」。この相違はあるのかなと思います。

なんだか特に構成もなくすっ飛ばし気味に書いてしまいましたが、最後まで読んでくれた人がいるようであればサンキューです。正直感想をダラダラ書いてしまった感じで美点も疵《きず》も混ぜこぜで書いてしまいましたんで乱文失礼です。あまりに見ぐるしいと判断した場合差し替えます。

本棚には

・百鬼夜行抄2、3 今市子
・もっけ4、5 熊倉隆敏
・蟲師6 漆原友紀
・めぞん一刻8 高橋留美子
・BLACK BLOOD BROTHERS 5 ―風雲急告― あざの耕平
・封仙娘娘追宝録・奮闘編5 最後の宝貝 ろくごまるに

を追加。

スロースターターあざの耕平、火が入るかそろそろな感じで期待のBBB5巻は言うまでも無く、長い沈黙から復活の兆しの「封仙~」刊行に、「見捨てないでくれてありがとう富士見!」。

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2006年2月16日 (木)

蒼碧の双璧( from 晴音&槍司)

「ぼくらは拒絶された。彼女は自分の頭で考えて自分の口で言った、ぼくらは要らない」
「おう」
「彼女の笑顔を、覚えてる」
「おう」
「彼女の涙を、ハッキリ覚えてる」
「おう」
「彼女の手のぬくもりを、情けないくらい覚えてる」
「おう」
「魔法は過去を救えない。それでも――」
「おう」
「行くぞ」
「応」

業務報告 fromモキチ→モキチ(イメージ映像:従業員控え室でカップヌードル片手に壁をゲシゲシ蹴り続ける三十路OL。ストッキングはガンガン伝線中。鬼の形相)。

30分かけて書いた内容がクリック一つでパーりました。

かつてサイトをやっていたときには、HTMLを打っていたときにはこんなこと無かったのに、こんなこと無かったのに!

バカ!

もーバカ!

「センパイのバカ!」
「『ばか』ってお前…」
「そんな弱気なセンパイなんて知らない!わたしを甲子園へ連れてってくれないセンパイなんてキライ!」
「…」

死ね!

主におれが死ね!

という訳で最悪です。

内容としては、

ここのサイトさんが、

夢幻燈本舗を見て、本棚を始めたということでしたんで「負けねーぞコラ!」っていう決意表明と勝ち負けなんてどこから出てきたのかという話と、そこから派生して「絵」の話というますますお前のくそとっ散らかった脳みその中はどうつながってんのかわかんねぇな!

という内容だったのですが、もはやすっかり忘れてしまいました。ほんにネット社会は一期一会どぇすなぁ←綺麗に京風でまとめないでください。

もう以後はテキストエディターで書いておいたものをコピペするようにしよう。

いきなり書き始めるとろくなことがない。

少し学んだ!

ぼく学習した!

オデちびっどがじごくなっだ!( by スロース from グーニーズ)

ってな具合(何事も無かったという顔で)ですんでもう寝ます。

明日の朝は睡眠中のご自分の放屁(いわゆる寝屁)(業界で言うところのベーネー)により布団の中で窒息、冷たくなっているところを発見されればいいんだ。

おやすみなさい(完全に投げやりな目で)。

それでも本棚に、

・10月はたそがれの国 レイ・ブラッドベリ
・デスノート 10 小畑健+大場つぐみ

を追加。

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2006年2月12日 (日)

威勢の異性( from 創&奏絵)

「お前!髪…」
「うん。切っちゃった。火事のとき、あっちこち焦げちゃったし」
「…」
「もうひっぱってつかまえられないよ、残念でした」
「…ああ」
「…でも…つかまえててね」
「ああ」


本棚に追加

・宇宙家族カールビンソン⑤ あさりよしとお
・遠く6マイルの彼女 ヤマグチノボル
・半分の月がのぼる空⑥ 橋本紡
・もっけ 3 熊倉隆敏

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2006年2月 8日 (水)

端の鼻( from 三刀屋絵葉)

「鼻の効く猟犬は疎んじられて、従順な番犬ばかりがイスに座る。むかつくわね」

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2006年2月 7日 (火)

堆血の対決( from 鋭耀&晴音)

「くたばりやがれ魔法使い《クロック・イーター》!!」
「凡庸だね。噂の『狂狼《きょうろう》』は遠吠えが得意なのか」
「うるせえ!その騒々しい《ノイジー》な口、引き千切るぞ」
「やってみなよ。お前の牙が、ぼくに届くか」

昼メシを買いに某カレーチェーンに行きました。

注文をすませてカウンターで待っていると、隣の席に若いあんちゃんがやってきました。耳にはイヤホン。今風です。

あんちゃん、注文。程なくカレーがやってきます(ぼくのお持ち帰り用は少し遅れているみたいです)。

あんちゃん、さっそくカレーに取り掛かります。

カチャカチャ(スプーン)。

パクパク(カレー)。

グゥワングゥワン(ヘッドバンキング)。

カチャカチャ(スプーン)。

パクパク(カレー)。

グゥワングゥワン(ヘッドバンキング)。





ロックンロールカリー!





カモンギター!

カモンベース!

カモンドラムス!

カモンライス&フクジンヅケ!




ロックンロールカリー!




ヒアウィーゴー!

エブリバデー!



カモンロックンロールカリー!




ロックンロールカリー!

本棚に、

・translucent【トランスルーセント】 彼女は半透明 1 岡本一広

を追加。

んー、気にはなっていた。気にはなっていたんだが…んー好きだなこりゃ。 

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2006年2月 6日 (月)

確固たる言葉、「」たる言葉( from 一春&刻)

「創菜は僕が助ける。命に代えてもだ。役立たずはそこでおとなしく丸くなってなよ」
「ふざけんな。てめえの罪悪感の言い訳か?あいつがンなことのぞんでる訳ねーだろ!」


どういう訳か2日ばかりネットが切断されてました。

まぁこっちの機器の故障とかではなく、NTTが集合電話線をいじっていったらこの通り復活な訳ですが。その間覗きに来てくれた方、

「お兄ちゃん!ノゾキ!おフロのぞかれたの!」
「なんだって!よし、おれがすぐにとっ捕まえてやる!」
「ちょっと待ってよお兄ちゃん、今かくしたちっちゃなカメラはなに?」
「え?あ?いや、なんも隠してなんかない、よ?」
「お兄ちゃんの部屋は、おフロのすぐ上…」
「…」
「…」
「…」
「もう!お兄ちゃんのエッチ!」
「ご!ゴメン!」
「…」
「ちょっと魔が差したんだ!ホントにゴメン!」
「…見たいの?」
「へ?」
「…お兄ちゃんだったら、いいよ」

バーカ!死ね!

主にぼくが死ね!

ちなみにぼく妹がいますんで正直「妹萌え」とかよくわかりません。「お兄ちゃん」とか呼ばれたこと一切ありません。断っとかないとキャラを勘違いされそうなんで一応。バカ扱いは一向に構わないがどっ引きだけはゴメンだ。

まぁそういう感じです(←責任を一切負わない悪い大人の見本です)。

話は変りますが、武田鉄矢が嫌いです。

なんか今日は色んなもん敵にまわしてませんかモキチさん。

何で嫌いかってとあの人の周りについて回っているものが基本的に「まっすぐ」だからなんですね。あの人が歌う歌であったり、まぁ役どころであったり。ぼくは曲がり続けることでここまで生きてきてしまったようなものなのでそういうものに反発してしまうのです。まぁ実際の本人がどういう人なのか知らないのですが。

ですが、唯一、

「少年期」

という歌だけ好きです。

「ああ ぼくは どうして 大人になるんだろう ああ ぼくは いつごろ 大人になるんだろう」

と、聞きようによってはWNC(ワールドニートカップ)公式応援ソングともとられかねない勢いの歌なのですが、まぁそこは目をつぶってくれ。

この曲なのですが、「ドラえもんのび太の小宇宙戦争《リトルスターウォーズ》」の主題歌なのです。「大長編ドラえもん」です。いわゆる映画版です。ってか「いいジャイアン」です。

もっとも別にぼくはこの映画リアル世代ではないのでこの歌も後から知ったわけですが、問題はこのマンガの方。

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ぼくの親はあまり子供に色々買い与えてくれる人ではなかったのですが、どういうわけか、この「小宇宙戦争」は買ってもらったらしく、未だ実家にカバーが取れてボロボロになったコミックスがあるのです。

今は部屋に読んでない本が山とあるぼくなので、基本的に一度読んだ本を読み返すということはあまりありませんが、この頃は選択肢がそもそもありませんから、何度も読んだ記憶があります。それも、終わりのごく数ページだけを何度も何度も。

なんでなのかなーと最近ふと思って本屋で手にとってみて気が付きました。

「カタルシス」。

なのです。

その終わり数ページには強烈なカタルシスがあるんです。今までの抑圧を昇華させ、一気に解放へと導いてくれるような。

当然、齢一ケタのぼくが「カタルシス」なんて言葉を知ってるわけないですから、ただ「うあー、うあー」ってなって読んでいたと思うのですが、考えてみるとぼくの「カタルシス」のもっとも古い記憶というのはおそらくここにあると思われます。

話の筋としては、小さくなったのび太たちがある星のクーデターに巻き込まれていく――というお話です。細かい話をバラすのは粋ではないと思いますので、興味をもたれたら読んでみてください。

子供の心を本能的に揺さぶって「うあー、うあー」と感動させる物語の力を、そして作者の力を、すばらしいと思います。感動を覚えます。そしてあこがれます。

で、懐かしさとやはり心を揺さぶる物語に、「店先」で「うあー、うあー」なってる20代ってどうなんだ。

ぼくはいつごろ、大人になるんでしょう。

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2006年2月 2日 (木)

miracle=未来来?( from 創菜&刻)

「いっしょにいれたらいいな。今日も、明日も、あさっても」
「一緒だろ。うぜくて邪魔くさくても。ムカつくぐらい一緒だ」
「……いつまで、いっしょかな」
「世界が、終わるまで」

それは、嘘でも冗談でもない。ただ、当たり前の約束。

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2006年2月 1日 (水)

双酷の相克( from 三刀屋絵葉《みとやえば》&皇一春《すめらぎいちはる》)

「下がりなさい」
「…」
「下がりなさい、と言っている」
「何のつもり?創菜は僕が守ってみせる。姉さんの仇もだ。あなた達の入り込む隙間なんて――今さら無いんだ」
「だから下がれと言っている!私にだって意地がある!誇りも!守りたいものも!私を腑抜けにさせないでくれ!」

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