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2006年8月30日 (水)

厳重な幻獣( from 響希&槍司)

琴が聞こえる。
強く高く、震える弦の音が夜を震わせる。
優美ではないが毅然と、艶然ではないが清廉と、哀愁はないが哀切をもって鳴る。
「盗み聴きなんてたちが悪いわよ」
「でも、気付いてた」
「こんな月夜に障子の前に立つなんて、呆れるわ」
「古風なこったな、琴なんて」
「全体的にクラシックなのよ、私は」

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「いい匂い」のする本との出会いはいつも唐突で、いきなりやってくる。

アンテナはいつも張り巡らしていなけりゃいけない。

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ワセダ三畳青春記
高野秀行
集英社文庫


今回のこの「ワセダ三畳青春記」も朝、新聞をめくっていてたまたまひっかかった。「いい匂い」がしていた。

で、当り。


平成の世に入っても存在していた家賃1万2千円、3畳間の下宿、「野々村荘」に住む強烈な住人達とそこで巻き起こる様々な事件が綴られるノンフィクション的私小説(?)。

今時3畳間の下宿があり、そこで大学生をはじめ、ちゃんと人が生活しているのだということにまず驚いた。

ぼくにとってはすでに「懐かしい」などという感情すらない、そんなもんすっ飛ばしてひたすら新鮮である。

海外に行くことの多い著者が久々に部屋に帰ってくれば、知らない人が住んでいたり、廊下の真ん中でただ無闇に扇風機が回っていたり、何の前触れもなく自分の部屋の引越しが終わっていたり。
そこで起こる事件はいつも突拍子もなくて謎に満ちている。そしてその顛末は痛快極まりない。

電車の中で、何度か笑いそうになるのをこらえて読んだ。

面白さの一因は、著者の飄々として、「押し付けがましさ」を含まない語り口調にあると思う。「三畳間の下宿」という現代からしてみれば結構「特殊」な状況で起こる出来事を変に驕るでも自虐的になるでもなく、「こんなことがあったんですよ」とあくまで淡々と語る。
だから、起こった出来事そのものをしみじみと面白がることが出来る。それが大きいなぁと思う。

「酒飲み書店員による『文庫のベストセラーを作れ!』」というコンペで1位になったらしく、帯には様々な書店員の推薦文が載っている。中に、「椎名誠の『哀愁の町に霧が降るのだ』にハマった人にはオススメ!」というのがあった。椎名誠と言えば、ぼくを活字ジャンキーにした第一人者ではないか。おおなるほど。するとぼくの感じた「いい匂い」はやはり正しかったのだ。と妙に納得した。

椎名誠の「哀愁の町に霧が降るのだ」が、実体験を元に「おはなし」として面白いように大幅な脚色を加えた読み物だとすると、高野秀行「ワセダ三畳青春記」はより淡々と語ることで出来事そのものの面白さを浮き彫りにしたという違いはあるような気がするが、どちらかを面白がれる人はきっともう一つの方も面白がれるだろうという点では大いに賛成。

高野秀行という作家に興味が出たので、デビュー作「幻獣ムベンベを追え」の方もすぐに買って読んだ。無茶苦茶だ。突き詰めると「怪獣を探しに行く話」。荒唐無稽に聞こえるが別に怪しくもペテンでもインチキでもうさんくさくもない。ただひたすらまっすぐで、無茶苦茶だ。そして面白い。

ぼくの中で、しばらく「高野秀行ブーム」は続きそうである。

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2006年8月28日 (月)

古武士の拳( from 晴音)

「勝者などいない。ぼくらは、互いを食い合うだけだ」

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2006年8月27日 (日)

大作の対策( from 響希&槍司)

「少しは計算すればいいじゃない!小学生の方がまだマシだわ」
「したっつってんだろ!」
「お金は100円以下切捨て、パーセンテージは一ケタ以下切捨て、全ての頭に『約』『だいたい』『~くらい』なんてののどこか計算なのよ!」
「…違うの?」

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究極超人あ~る/ゆうきまさみ/6(文庫)/小学館

Aru









「永遠の放課後」感。甲子園も花園もインターハイもない。でも事件はある。つか文科系オタクのバカバカしいけどアホみたいに楽しそうな生活。
頻出するギャグの多くはパロディで成り立っており、背後に巨大な「元ネタ」を背負っている。何年かごとに読み返すと必ず理解できるギャグが増えていってるんですが、これは年々ぼくが尚更ディープになっていっているということなのかしら。

お気に入りのキャラクターは:鳥坂先輩

銀河鉄道999/松本零士/14(文庫)/少年画報社

アニメをあまり見たことがありません。実は「宇宙空間」が嫌いです。妙な閉塞感を感じるので。だから未だに「スペースオペラ」だとか宇宙が舞台になってるものはあまり好きではないです。ぶっちゃければ「スター・ウォーズ」すら苦手です。
で、999の話。
これ、結局「旅人が新しい土地へ行く」→「事件が起こる(あるいは起こっている)」→「旅人がその立場ゆえに事件を解決」→「また旅へ」というまぁ旅人の連作短編なんですよね。
舞台が「星」という形をとった「人間の心」なので、宇宙に縛られず読めてぼくはありがたいです。鉄郎随所でかっこいいです。メーテルに関しては言うまでもありません。
あと、漫画版だけにある「松本節」とも言うべき鉄郎のモノローグ風の詩みたいのがかっこいいです。

お気に入りのキャラクターは:鉄郎

スピリットオブワンダー/鶴田謙二/1/講談社

Turuta






「嘘科学」。と表現するとなんだかインチキくさいだけになりますが、「瞬間物質移動機」「ミクロ宇宙」「エーテル気流理論」「エーテル飛行船」「冷線砲」「空間反射鏡」「重力遮断装置」…こんな言葉達を表現する言葉を他に知らない。
そんな科学の匂いが立ち込める世界で、エロくもロリくも萌えくもない色気をまとった女の子と無邪気すぎるおっさん達が描かれる。
「男心は男でなけりゃ」「わかるもんかよねえあんた」その通り。女はそれを承知した上で、男の一枚上を読む。

お気に入りのキャラクターは:チャイナさん

魔方陣グルグル/衛藤ヒロユキ/16/スクウェア・エニックス

Guruguru






都合11年間くらい、単行本が出る度に買うという形でこの漫画と付き合った。11年間リアルタイムで付き合った漫画など他にない。最初は単に絵が可愛いから好きだったのだけれど、読み返すとその異常なギャグのセンスの高さにむしろ驚く。久々に読むと今でも笑える。

お気に入りのキャラクターは:ニケ(キタキタおやじだなんて言うもんか)

ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章/藤原カムイ/21/エニックス

Roto






あっちこっちでたぶん「ダイの大冒険」の方は挙げられていると思うのですが、正直あっちはどうも合わなかった。という訳で同じドラゴンクエストが背景にいるけどこっち。
エニックス(現スクエニ)お得意のコミカライズと侮るなかれ。泣ける。何に泣けるって人に泣ける。絆に泣ける。ぼくの大好きな「うぉぉぉぉ」って泣き方が出来る(気持ち悪いとか言うな)。
とにかく色んなキャラクターが次から次へと丁寧に描写されて、見せ場で一気に昇華させられる。現在「完全版」が刊行中で、「るろうに剣心」と合わせて購入を悩み中。

お気に入りのキャラクターは:ルナフレア

ゆめのかよいじ/大野安之/1/角川書店

Yume








「時を越えた恋人達」というぼくの好きなモチーフの名作。ただし、主人公の相手は「学校」です。
精緻なタッチで、長い時を建ち続けた木造校舎と、美少女が描き出されます。派手さはまったくありませんがはっきり形を持った印象を心に刻んでくれます。

お気に入りのキャラクターは:宮沢真理

北斗の拳/武論尊、原哲夫/15(文庫)/集英社

Hokuto








説明不要のアベシとヒデブ。でも原作には「アベシ」も「ヒデブ」も「お前はもう死んでいる」もあんま出てこないんですよね。
お察しの通りパチスロから入りました。子供のときは顔が濃すぎてアニメもマンガも嫌いでした。
でもね、格好いいの。出てくる漢(おとこ)の生き様がみんな格好いいの。
あちこちで言い古されていると思うけど面白いのはラオウが昇天するところまで。

お気に入りのキャラクターは:南斗水鳥拳レイ

GS美神 極楽大作戦!!/椎名高志/39/小学館

Gs









はじめは美神さんが露出の多いナイスバディだったから興味を引かれた(しょーがねーじゃんよ、思春期の中学生男子を責められる奴なんてどこにいないんだぜ)。
しかし「おはなし」にこれだけ引き出しがあってギャグも面白くて女の子は魅力的で成長(主に横島クン)が描かれてて仲間同士の絆が表現されててっていう「正統的な」クオリティを誇る作品も客観的にみて中々無くないかと思う。
個人的には各話のタイトルが名作映画・小説(特にSF)のパロディになっている点もお気に入り。

お気に入りのキャラクターは:おキヌ(この子がいなけりゃ話進まないでしょ)

うしおととら/藤田和日郎/19(文庫)/小学館

Ushitora







前にも書いたけど藤田和日郎の描く漫画は深夜に「うぉぉぉぉぉ」ってなる。
「絶対楽しませてやろう」というエンターテイメントの基本を絶対に忘れない人だと思う。そしてそれがまず何より本来の漫画の一番の読者である「子供」に向けられている。だから甘くない。「子供だまし」と「子供に向けた」はまったく違う。真剣に子供に向けられた作品はいつだって甘くない。

お気に入りのキャラクターは:秋葉流

哲也―雀聖と呼ばれた男/さいふうめい、星野泰視/41/講談社

Tetu






この漫画の連載時に麻雀を始めた中高生って多いと思う。で、麻雀のセオリーより先にイカサマ技の名前を覚えた中高生もやはり多いとかと。「ツバメ返し」なんてみんな知ってる。かく言うぼくもこの漫画で「阿佐田哲也」という人の名前を覚えた人なので人のことは言えんのですが。ただぼくの場合この後小説の「麻雀放浪記」はじめ阿佐田哲也の小説にどハマリしていったのが少し違う点ですが。
主人公哲也が戦うことになる、様々な技を持つ麻雀のプロ「玄人(ばいにん)」。この異能者達の姿をすごくうまくキャラクターとして表現している漫画だと思う。

お気に入りのキャラクターは:哲也

「いい匂いのする本」に関しましてはまた明日。

夏風邪が治りません。

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2006年8月26日 (土)

錠剤の浄罪( from 姫木梓&物部景 by D-Crackers):例外

『一秒以内に答えなさい、物部景! あなたはわたしのことが嫌いなのっ!?』
「す、好きだっ」
0.5秒だった。

――「Dクラッカーズ(6)追憶‐refrain-」 p.350 l.7

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あざの耕平さんにサインもらったー!!

以上報告。

しかも一番お気に入りの、「Dクラッカーズ(6)追憶‐refrain-」にー!!

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以上報告。

「モキチさん(いやもちろんホントは本名の方だけど)へ」って入れてもらったー!!

以上報告。

ちなみにぼくがDクラッカーズのセットを、「リアルタイムで自分で買ったもの」「新装版含みで後から自分で買ったもの」「友人から譲り受けたもの」と3セット持ってるって話は以前しましたが、今回サインをもらったこのDクラッカーズ6巻はまたそれとは別に用意したものなので…

都合で6巻が4冊になりました←重度のバカ。

以上報告。

夏カゼは治りませんが、

テンションメーターは振り切れそうです。

ぼく死ぬかも。

BBBもアニメ化ということですが、自分が推していたものがメジャーに引っ張り出される感覚ってのは何度経験しても複雑ですね。


明日は「いい匂い本」の話。

あとマンガ10冊追加の予定。

 

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2006年8月24日 (木)

無題

夏風邪を引きました。

目玉を動かすと頭が痛いです。

寝ます。

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2006年8月23日 (水)

以心伝心≦異心伝心( from 槍司&晴音)

「んーあーえーと、お前はひょっとして、『バカ』なのかな?」
「馬鹿が自分のことを馬鹿と証明できるものか」
「あ、じゃやっぱりバカなんだ」
「かもな。愚かではないつもりだけどな」

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こんな企画をやっている方がいまして。

正直もう締め切られているので、完全な出遅れってか乗り遅れもいいとこなんですが、面白そうなんでやってみることにしました。

一応レギュレーションとしては、

・連載が終了しているもの。
・連載中のものは20巻以上発行されている物
・現在でも比較的手に入りやすい、読みやすいもの。(古本屋とか 漫画喫茶とかで手に入る 読める)
・最低ラインは50個です。(100個選べない人用)

というのがあるのですが、さらにぼくはそこに、

・お気に入りのキャラクターを挙げる

という項目を付け加えることにしました。

なんとか一日10作品の割合で100冊挙げてみたいと思うのですが、まぁそこは飽きっぽいぼくのことなんでどうなるか。

夢幻燈本舗が選ぶ漫画ナツ100(1~10)

尚、

タイトル/作者名/巻数/出版社名

です。

※思いついた順に掲載しているので特に順序等はありません。

羊のうた/冬目景/7/幻冬舎

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墨絵みたいな太い輪郭線とトーンを使わない絵柄。現実や一般の社会に対してどこか斜めに構える登場人物たち。ぼくが冬目景を好きな理由はそんなところで、この人が描き出すのはキッチリした「おはなし」というよりも「空気」じゃないかと思っている。
シリーズ物で完結しているのが「羊のうた」しかないので残念なのですが、まぁありがたいことにぼくの「ベストオブヒロイン」はこの「羊のうた」に登場している。
カッターナイフで自分の髪の毛を切っちゃおうとする不安定なヒロインなんて最高じゃないですか。

お気に入りのキャラクター:八重樫 葉(やえがし よう)

僕らの変拍子/冬目景/1/幻冬舎

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短編集。たぶんデビューしたてのころにどういう形のマンガ家になるか試行錯誤していた頃のものだと思う。方向性がバラバラの短編が集められてる。
すべてに共通するのは、もやもやとした「不満」を抱えて不機嫌な顔をしている登場人物たち。
お気に入りは「現国教師RC-01」から。

お気に入りのキャラクター:RC-01

っポイ!!/やまざき貴子/24(継続中)/白泉社

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家庭環境により少女マンガに対してあまり抵抗がないのですが、全巻そろえて手元においておきたいと思った少女マンガはこれがはじめて。
理想の中学生生活(ちなみに理想の高校生生活は「蓬莱学園」なのですが、完全に余談)。
基本的に「コンビ」が活躍する話が好きなんで、男子中学生コンビという登場人物配置だけみてもぼくをくすぐるものがあります。さらにそのコンビを取り巻いて魅力的な登場人物が次々に出てきて、コミカルとシリアスをいい塩梅でブレンドしながら「中学3年生」という時間を過ごしていきます。
絵柄が好みというのも当然あるのでしょうが、各話のサブタイトルや、登場人物のセリフ、心情、書き文字といった、「文章表現」に詩的なものが多くて、イチイチぼくをくすぐる。続刊を望むけれど果たして刊行されるのか。

お気に入りのキャラクターは:相模 真(さがみ まこと)

きょうはアラシ・晴れて、カラカラ/やまざき貴子/2/白泉社

若菜&紫乃シリーズと銘打たれたシリーズ。これもコンビもの。こっちは女の子だけど。すごくカラリとした「夏」を意識させる作品で、超お金持ちの娘紫乃(ゆかりの)に引っ張りまわされる若菜(わかな)の姿が見ていて楽しい。
2巻が出て以来ずっとそのままなので完結扱いとしたけれど、まだ出るようなら読みたい。

お気に入りのキャラクターは:若菜

マリー・ブランシュに伝えて/やまざき貴子/1/白泉社 

やまざき貴子の芸の広さは、「っポイ!!」の登場人物たちを使った和洋の有名童話等のパロディを一例にしても感じられるのだけれど、たぶんSFも好きなのに違いない。
という訳でこれは「タイムトラベル物」。タイムトラベルと言えばぼくの大好物。おまけにやまざき貴子。
主人公シェアラは先祖が残した「○×家の者は△□家のものと結婚すること」という婚約者を勝手に決める遺言に納得がいかず宇宙の学術コロニー「アカデメィア」にある「ムシ」と呼ばれるタイムマシンで、遺言を残した先祖「マリー・ブランシュ」に会いに行くというのが筋です。
タイムトラベルものってのはどうしてこうぼくをじんとさせますかね。泣けます。

お気に入りのキャラクターは:マリー・ブランシュ

東京アンダーグラウンド/有楽彰展/14/スクウェア・エニックス

Tokyo






「少年が戦うのは少女のため」。
ぼくの好きな要素の一つです。このマンガにものすごく新しい要素があるかって言ったらたぶん無いし、後半のグズグズ感は否めない。ただそれでも上記の価値観がぼくを惹きつけます(後、チェルシーとルリというキャラクターの造形がでかい)。一番好きなのは第6巻。主人公留美奈とヒロインルリの再会。

お気に入りのキャラクターは:ルリ・サラサ

やじきた学園道中記/市東亮子/29(継続中)/秋田書店

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正直古いのは認める。でも絵はきれいで面白い。そしてアクションシーンは華麗だけど甘くない。矢島順子と篠北礼子(ヤジさんキタさん)の女の子コンビが、次々に転校を繰り返し東海道をガンガン下りながら行った先での問題を解決していくというのが筋。
とにかく伏線の張り方がうまいしその回収も見事。広げた風呂敷をヤマ場に向かって絶妙に折りたたみながらキャラクターを魅力的に描き出す。
「戦うヒロイン」のマンガとして一級品だと思う。

お気に入りは:篠北 礼子(しのきた れいこ)

るろうに剣心/和月伸宏/28/集英社

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説明不要かと。刀をぶん回してみたくなる。「完全版」も出ましたね。

お気に入りは:斎藤 一(さいとう はじめ)

きまぐれオレンジロード/まつもと泉/18/集英社

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今新しく読んでも面白いかどうかちょっとわからない。中学生の時、連載中の「BOYS BE…」を読む周囲を尻目にその頃でさえすでに古くなっていたオレンジロードにどはまっていた記憶がある。
しょうがないじゃない、80年代っていう時代と鮎川まどかにイカれちゃってたんだから。
お気に入りのキャラクターは:鮎川 まどか(あゆかわ まどか)

めぞん一刻/高橋留美子/10(文庫)/小学館

Mezon






説明不要。ラブコメの傑作。
高校生のときはじめて読んだときは「五代くんと響子さんがひたすらくっつけばいいのに」という感想を持った記憶がありますが、そんなもんきっと面白いわけはなく(最終話付近のあの空気が出るわけもなく)。
二人の間に立ちはだかる障害を三鷹さんをはじめとするライバルと、四谷さんをはじめとする住人といった状況で作り上げたのはさすがとしか言えません。
ドラマにもなるみたいですね。

お気に入りのキャラクターは:四谷さん(よつやさん)

…けっこう大変だ。

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2006年8月12日 (土)

妄言の弄言( from 斜軒楼古老《しゃけんろうころう》&晴音)

「誰か――この世でたった一人かもしれない誰かを特別に感じる…『親愛』と呼ぶ」
「…」
「容赦のない言葉に、背中を押す強い手のひらのぬくもりを感じる…『信頼』と呼ぶ」
「…」
「確かな椅子に座るものを見て、自分もそこに座ること羨望する…『嫉妬』と呼ぶ。いずれも、『対話』の中からしか生まれない感情だ、古月晴音。『自分と敵』、お前の中にあったこの世界の理が崩れたということだ」
「…愚かだって、思うか」
「『愚か』とは思索するに値しない存在に向かって冠される概念だ、古月晴音。お前は、『滑稽』だよ」

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よーするに「ちりも積もれば山となる」って言葉は負債の原理でもあるんだ、そーゆーことなんだ。

溜まりに溜まったリストをどう処理すればいいんだ。

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