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2007年2月20日 (火)

嗜好の至高( from 香緒美 for 晴音)

「勝手にいなくなったりしたら、泣いてやるんだから」
「よかった。少なくとも、ぼくだけはその泣き顔を見ないですむ」

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「これじゃいけねーと思ってさ!!」
「そうね」
「まだなんも言ってねーよ?」
「いいのよ。何言おうがあんた基本的にダメなんだから」
「おいおい、3回目にしてずい分クールビューチーなキャラにクラスチェンジだな子猫ちゃん」
「底抜けのバカ大王に付き合うにはこのくらいでちょーどいいんでしょ。で、なんなのよ?」
「すごく釈然としないんだけどこだわると話が進まないんでいいや。いやさ、いつまでも『タイムトラベル』『タイムトラベル』ばっか言って保守に走っちゃだめだなと」
「へー」
「『メイドも眼鏡もツンデレも知ったことか!!』とか『オ○ニー目的以外の18禁ゲームの存在意義が全然わからねぇ』とか『Amazonが「オススメ商品」でやたらと「ネ○ま!?」を勧めてくるけどおれは正直赤○健は死ねばいいなって思ってるよ!!」とかね、そーいうことじゃいかんのですよ」
「あんた今ちょっ早で敵を作ってんのとセクハラの一歩手前って発言の危険さに気をつけなさいね」
「うんきをつける」
「……」
「でね、とにかく自分の殻に閉じこもってちゃイカンなということでね、以前友人が勧めてきた『かしまし』ってアニメを観てみることにしたのよ」
「どんなアニメなのよ」
「なんかね、宇宙船にぶつかった男の子が女の子になっちゃって、そこからヒロイン二人との三角関係が始まるっていうアニメ。友人に言わせるとヒロインの一人『とまり』って女の子がいいらしいんだわ」
「へー。あたしみたいな女子高生は観ない類の話よね。ってかあんたの好きそうな話とも真逆のベクトルね。まぁ自分の嗜好と全然違う方向のものに触れるのはいいんじゃないの。で、面白かったの?」
「『ノエイン』やっべーぞ」
「は?」
「『ノエイン』。あれやっベー。すげー。マジハンパねぇ」
「ちょ、ちょ、あんた異常に頭悪いどっかのガキみたいになってるから」
「ああん? んだぁ? あんまちょーしぶっこいってっとマワしちまうぞコラ、アマ?」
「反省の色が無いようなら――刻むわよ?」
「はい」
「整理するわよ。『かしまし』はどこ行ったの?」
「うんー? 2話で止まってる」
「『ノエイン』ってのは何よ?」
「いや、前から気になってたアニメでね。1話だけ撮っといて中々観はじめられなかったんだよ。でさ、『かしまし』観だしたついでに『じゃ、他のアニメも…』って観はじめたの。したら、やべぇあれやべぇぞ。ぼくのハートをキャッチしすぎ。もー進む進む。ほんとやばい」
「じゃあ結局『かしまし』ほっぽりっぱなしで『ノエイン』ばっか観てるって訳ね」
「そーなるね」
「まぁいいんじゃないの? どっちにしろ新しいもの見つけたわけだから」
「赤根和樹やべえ」
「誰それ?」
「『ノエイン』の監督」
「ふーん。他にどんなの作ってんの?」
「えーと、『天空のエスカフローネ』と、と……『ヒートガイジェイ』」
「……」
「……」
「……」
「……」
「変ってないじゃないのよ! ド保守! ちょー安牌! 偏食にも程があるわよ!」
「ああそうさ! ド保守だよ! もーいいよおれカタツムリでいいよ!」
「開き直ってんじゃないわよ!」
「だって『かしまし』とか観てもわかんねぇもんよ! あれがもう面白いのか面白くねぇのかがおれにわかんねぇよ!」
「もう帰るわよ! ったく、また時間無駄にしたわ」
「わかった。最後聞いて。もう次に注目してるもんがあるんだよ。『ノエイン』で最後にするって殻壊すって」
「なによ?」
新海誠の新しいやつ公開されるみたいね」
「死ね!!」
「はい。しかし『FREEDOM』と言い、『新海誠』と言いこーもうズルイよね。ぼくを虜にするズルいやつだよ」

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2007年2月15日 (木)

神雷の信頼《槍司&晴音》

「いいから翔べ!!」
「…わかった。先に行く」

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「捜査官! 禁酒法が解禁になるらしいですよ。そうしたら、どうします?」
「一杯やるよ」

テレビ東京で「アンタッチャブル―デジタルリマスター版―」をやってました。

もう何回も観てるんですが、ダメだ。何回見てもかっこいい。

「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!」ですよ。男泣きですよ。

ケヴィン・コスナー演じるエリオット・ネスがね、ショーン・コネリー演じるジム・マローンがね、スゲくかっこよく描かれてるんですよ(史実とは異なるらしいですけどね)。

でね、冒頭のセリフ。街を去っていくネスがニヤリと口許を歪めて「一杯やるよ」。

もー!もー!

レンタルビデオ屋でもどこでも見かけたらぜひ借りてみてください。しびれるくらいにカッコいい男の生き様が見られますよ。

あ、ロマンスとかそゆのねっすから。あしからず。

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2007年2月14日 (水)

嬉嬉と危機《御舟&諸角&香緒美》

「みふね みて うみ」
「おう、もうそんなとこまで来たか。おうおう、海やなぁ」
「あおいねぇ」
「青やなぁ。お、見ぃや、でっかい波がきとるやんか。乗っかりたいわ」
「なみ のる?」
「そうや。波乗り。俺、うまいんやで」
「みふね なみのり うまい」
「そうや。プロ級や。っひゃっひゃっひゃ!」
「いっひっひ!」
「楽しそうね」
「おう。辛気臭い姉ちゃんやなぁ。少しは旅情っちゅうもんを感じぃや」
「これから…これから…戦いに、行くんでしょ? 怖くないの」
「なんでや? この世にそれ以上に楽しいことなんかあるんか? テンション最高潮や。なんせあの『戦辞書《バトル・ディクト》』と殺《や》り合えるんやから――あんたのおかげでな」
「……」
「まぁ、姉ちゃんもちったぁ楽しみや。さもなきゃ、そうやってもう少し唇でもかんでるんやな」

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2007年2月12日 (月)

芯帆の進歩( from 槍司)

「困ってるヤツがいるから助けにいく――シンプルにいこうぜ。間違ってるとか間違ってないとか、善いとか悪いとか、正しいとか正しくないとか、迷ってたらつかめなくなっちまうもんがあるんだよ。後悔すんのは後でいいさ」

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「今日は読んだ本の話をしようと思いまーす」
「はーい」
「っていうか読んだ本の感想を通してちょっとした考察を話したいと思いまーす」
「はーい」
「っていうか友達が『俺への大恩に報いたいと思ったら面白かった本の感想を書けこの人間オブジャンク』って言ってたのでそうしたいと思います」
「自分だけじゃなくて誰か他の人が言ってたことまで妄想で脚色するのってあんたの悪いクセよね」
「どりゃー!!」
「キャア! 何すんのよ!」
「禁出秘技《きんしゅつひぎ》炬燵《こたつ》返し」
「そんなバカげた名前どーでもいいわよ! そんなことよりどーしてくれんのよ! スカートにお茶こぼれたじゃない!」
「痛み分けだな。こっちこそコタツ布団がお茶まみれだ」
「そっちは自業自得でしょうが! あんたがひっくり返したんだから!」
「コタツでミカン食ってお茶すすってるババくせえ女子高生がいたんだから仕方ねえだろ」
「そのくらい大目にみなさいよ。ロハでアシスタントなんてやらせてんだから」
「あっ。そういうこと言うわけ。いいよ、払うよ払う。いくら? 2万? 3万?」
「…ここで受け取るとなんかあたしすっごく安っぽくない? あとなんか特定のいかがわしい契約行為が連想されてイヤなんだけど…」
「じゃあいらないってことな。おし。一件落着と。じゃあここ元に戻そうぜ。大道具さん呼んで来て」
「セットなの!? ここ!?」

閑話休題。

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「というわけで新城カズマ著『狗狼伝承』シリーズ」
「好きねぇ、その作家」
「まあね。でもこのシリーズは昔雑誌とかで読んだとき好きじゃなかったんだよ、なんか重かったんで」
「ふーん」
「ただまぁ『新城カズマ』がぼくによく響くことが分かったので揃えて読み始めたのさ」
「どんな話なのよ」
「『時念者』の話」
「ジネンジャ? なにそれ」
「砌《みぎり》を継ぐもののこと」
「ミギリをつぐってどーゆーことよ」
「…空間を切り裂いて時間を跳ぶの」
「えーと、えーと、要するに時空を…こえる?」
「そうだね」
「…」
「…」
「『タイムトラベル』?」
「そうだね」
「…」
「…」
「…あんた好きねえ、『タイムトラベル』」
「ああそうさ! 好きだね! 大好きだね!」
「あ、開きなおった。何でそんなに好きなの?」
「タイムトラベルって基本的に『if』に望んでいく行為だろ?それってロマンがあるじゃんよ」
「なんかヤなことでもあったの、過去に?」
「別にねーよ! 強いて言や全部だよ! 今この瞬間も全部!」
「ど、どこまでネガティブなのよ」
「でもお前にもあるだろ? 『あの時こうなってればな』っての」
「まーあるっちゃあるわね」
「あの時勇気がなくて言い出せなかったこと」
「ま…ね」
「あの時勇気がなくて強請《ゆす》れなかったこと」
「おい」
「あの時勇気がなくて掏《す》れなかったサイフ」
「だからおい」
「あの時勇気がなくて襲えなかった現金輸送車」
「あんたはあたしをなんだと思ってんのよ!」
「アバズレ?」
「疑問系で即答してんじゃねえー!」
「アバズレ」
「確信すりゃいいってもんじゃねえぞ! いいか、あのな、躊躇しろ。悩め。あたしをもう少し大切にしろ。な?」
「うん」
「ああああああ…なんか小学生の中でも割とトップクラスで頭の悪いヤツを相手にしてるような気分だわ」
「話進めてもいい?」
「好きにしなさいよ」
「まぁともかく『タイムトラベル』ってのは『if』に挑戦し続けるわけさ。『あの時こうなっていたら…』の想いとか、あるいは出会う可能性のない人間との出会いとかね」
「そうね」
「ただその『if』が簡単に実現してしまったら『物語』としては全然面白くないわな。最初からハッピーエンドの映画なんて3分あれば終わっちゃうだろ♪」
「ポルノ(ポルノグラフィティ)ね」
「だから、いろんな障害作るわけじゃん」
「あたしあんまりわかんないんだけど『バック・トゥ・ザ・フューチャー』とか思い浮かべてればいい?」
「あんな感じ。時空を越える困難。タイムリミット。タイムパラソックスの葛藤…etc。種類はいろいろだと思うけど」
「で、その『障害を作る』ことがなんなの」
「それってさ、かなり『人口的な物語』だと思わないか?」
「そう?」
「だと思うんだけどなぁ。『こうなったらいいなぁ』から『でも簡単に叶っちまったら面白くないなぁ』で『じゃあこういう障害を準備』して『そうすっとキャラクターはこう動くだろ』…だからさらに『障害はこう発展するよな』…って繰り返すわけで」
「世の中の物語って大体そんなじゃないの?」
「ドラマツルギーをよく理解してるのはね。よく出来てないのはなんとなくダラダラ進んでいるよ。まぁそんなの『物語』って呼べるかどうかは別としてね。ただ『タイムトラベル』はキャラクターの目的がずれにくいと思うわけ」
「そんなもんかしら」
「まぁぼくらしい言葉を使うと極めて論理的《ロジカル》」
「どっかから不評買ってもしらないわよ。でもなんつーかさ、『タイムトラベル』ってやりつくされてるってくらい世の中にあふれかえってるよね」
「そうだね」
「怒らないの?」
「事実に怒ってどうすんだよ。その通りさ、溢れかえってる。だからさ」
「だから?」
「『タイムトラベル』ものを世に送り出そうとしたらそこに『自分だけが持つ「時間」への解釈』を入れていかないとねってこと」
「あんたバカなんだから難しいこといわない方がいいと思うよ」
「お前よく失礼だって言われるだろ」
「で、『解釈』って?」
「例えばタイムトラベルの方法とかね。H・G・ウェルズが機械としての『タイムマシン』を提示しているのに対しジャック・フィニイはその時代の人間になりきることでタイムトラベルを行ってるし。それまでドラえもんの『タイムマシン』しか知らなかったぼくにしてみればひどく画期的だったよ」
「ふうん。『狗狼伝承』は新しい『時間』の解釈を出来ていた?」
「そう思うよ。『時間を操る』ことで他の人間と違ってしまう。それによって生まれる感情のヒダ、かな。ヒロイン詩乃が叫ぶ『(前略)大好きなみんなを……あたしのことを嫌いになったなったみんなのことを、今度はあたしが嫌っちゃう前に! つれていって!(中略)あたしが誰かを……みんなを……本気で憎みはじめる前に、つれて行ってよ!!』とか、解釈のシビアさでねこういうのが刺さるよ。250ページほどで収束をみせた物語をひっくり返す一太刀で心にストレートな一撃でね」
「あんた欠点あるよね」
「なに?」
「論理的《ロジカル》を自称するくせに詩的に惹かれすぎ」
「さいですか」



 

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2007年2月 4日 (日)

初見の諸剣( from 晴音 & 槍司)

「未来を『確定』させプロセスを『省略』する。魔法使い《クロック・ブラウザ》に出来ることなんて、たったそれだけ」
「ほとんど『何でも出来る』とイコールだろ」
「人間の死を確定させて省略することはできないし、死が確定した人間を生かすことも出来ない。要するに人の生死は操れない。そんなの――ぼくにとっては無価値だ」

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「『主人公』を考えよう」
「…唐突ね」
「そういわれるとそうなんだけど…んなこと言ったらどう考えてもお前の方が唐突だろ。何勝手にこの『超銀河皇国夢幻燈本舗』に鎮座ましましてんだ。下郎はさっさと下がってぼくとは御簾越しに会話。わかった?どーゆーあんだすたん?」
「ちょ!待ちなさいよ!いきなりどんだけ上からのセリフよ!」
「あ、そうか。お前あれか、インモーか。頼みもしねえのに部屋の中央に突然出現!宇宙から来た感じのエイリアン的な――」
「人を体毛扱いしてんじゃねえー!!」
「おっわ!待て、分かった。刃物はやめよう、刃物は」
「ふー…ふー…」
「どうどうどう。落ち着いた?落ち着いた?」
「とりあえず落ち着いてあげるわ。
『お前に鋼の味を刻み込んでやるよ』
あたしが4歳ではじめてしゃべったときのセリフ。忘れないでね」
「分かったって。さぁナイフをそのスカートの下のホルスターに収めようね」
「見ないでよ」
「見てないよ」
「あんた目がヤラしいんだよね」
「お前の見方の問題だろ!?」
「ったく、こっちは頼まれたから来たってのに。初っ端から最低の扱いじゃない」
「頼んだっけ?」
「頼んだでしょ。この間やった『物語の話をしよう』がイマイチ言いたいこといえなかったって」
「『言いたいことも言えないこんな世の中じゃPoison♪』って?」
「なにそれ?」
「いや…いいんだ」
「『俺は会話形式の方が話を進めるの得意なんだよね』とか何とか」
「六本木のバーでスコッチ片手に?」
「渋谷のヴェ○ーチェでアイスココア片手によ。ついでに顔が涙と鼻水まみれ。カフェでクダまいてる奴なんてはじめて見たわよ」
「キミに酔ってたのさ」
「死んでみる?人間のブラッディソース和えなんて最後の晩餐にぴったりじゃない?」
「で、会話アシスタントとしてお前を雇ったと」
「きゅ、急に会話を戻さないでくれる?あんたいつもそうなの?」
「よし、じゃあアシスタント就任記念第一発目だ!何事もはじめが大事だ。『イメージ』ってやつを決める重要なタイミングだからな。好かれるも嫌われるも第一印象で決まってくるぞ」
「…なんかもう取り戻せそうにないと思うんだけど」
「ダイジョブダイジョブ。じゃあとりあえず自己紹介といこうぜ。キュートなやつな。聞いた奴が一発でフォーリンラブ。以降お前をつけ回すことしか考えられなくなるくらいのやつな」
「イヤすぎる…」
「じゃあはじめてくれ」
「えっと…皆さんこんにちは。今日からここでアシスタントを勤めさせてもらうことになった西尾明日未(にしお あすみ)です――」
「アホかぁ!!」
「キャッ!! な、なに!?」
「んな凡庸な自己紹介なんぞ誰が読むか!」
「しょ、しょうがないじゃない!」
「じゃうがないことあるか!」
「どーすればいいのよ?」
「だから例えばさぁ、『みんな、こんにちワン(画面に顔アップ。アヒル口)!きょーおからこの「夢幻燈本舗」略して「むほん」のアシスタントになった西尾明日未ダヨ!「アスアス」って呼んでネ(画面を指差しウィンク)』くらいのやつをね。やつをね、裸エプロンで」
「出来るかぁ!! 大体『画面』って何よ!わけわかんない!」
「顔真っ赤だよ?」
「当たり前でしょ!」
「フォーリンラブフォーミー?」
「ああ、誰かこのバカの全国大会をあたしの前から消して。2秒で消して」
「出来ないかぁ。じゃあぼくが質問を投げるから、それに答える形で行こう」
「…うん」

「名前は?」
「西尾明日未」
「歳は?」
「16歳」
「高校生?」
「うん」
「『はい』」
「…はい」
「身長は?」
「え、あ、158センチくらい」
「『くらい』?」
「158センチ!」
「次、体重」
「は?」
「体重だよ。キミの重さ」
「言いたくない」
「…ったく。最近の若い娘は。こっちはね、データとして書かなけりゃいけないんだよ君の体重を。君が気にしてようが気にしてまいが関係ないの。それどころかね、そんなの気にしてるのは君だけかもよ。まったくバカバカしい。大体だね――グチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチ」
「事情聴取かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! ふざけんなこのくそバカ野郎!」
「しょうがねーだろーよ、お前が裸エプロン無理とか言い出すんだからさ」
「普通のでいいでしょ!? 事情聴取聞かされて喜ぶバカどこにいんのよ!? あと妙にグチとかがリアルなのよあんたのはぁ!」
「分かった、じゃあ最後一つだけ聞かせて」
「なに?」
「スリーサイズ」
「イ・ヤ」
「じゃあこっちで公式プロフィール作っとくか。まずバスト、86」
「ふんふん(まんざらでもなさそうな顔で)」
「ウエスト86」
「…」
「で、ヒップ86」
「寸胴にも程があるわよ!」
「バカ、ドラム缶業界で言ったらちょっとしたアイドルだぞお前」
「あんたターゲットの定め方に偏りがない!?」
「お前がわがままなんだよ」
「…ところで、あんた最初の目的全然達せて無いように見えるけど大丈夫?」
「明日未」
「いきなり馴れ馴れしいわね。なに?」
「会話形式《この方法》には一つ欠点があるみたいだ」
「そうみたいね」
「ダラダラ伸びる上に本題に入れない」
「大半はあんたの拾い食いのせいだけどね」
「うん」


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