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2007年11月 5日 (月)

憧表の道標( from 創菜&刻)

「なに、してるの? これなに?」
「めじるし」
「え?」
「めじるし。創菜が迷わないためのめじるし。
『帰ってくる』って言葉、ごまかしとか気休めとかシャコージレーとか、そんなんだったら――殴んぞ」

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バタバタしてたらいつの間にか最終巻が発売してました。

07192751

戦線スパイクヒルズ 第7巻

井田ヒロト/原作 原田宗典『平成トム・ソーヤー』

ヤングガンガンコミックス

 



いよいよ決着です。

やや急いだ感はあるものの、「くぅ~そう来たかぁ~」なラストで個人的にはすごく嬉しくなり、ラストのラストでは静かだけれど胸をグッと熱く掴まれました(実はそのあとカバーひっくり返してさらに嬉しくなったのですが)。最終巻ならではの寂しさ、熱さにに加えて、「嬉しく」なったのが印象的な作品だったかなと。

もちろん筋は語りませんが、随所で見られるキャラクターの表情、とくに呑み込んだ苦いモンを反映したやぶにらみの眼が素晴らしかった。心理描写が良かったというのか、「目は口ほどに物を言い」ってやつですかね。

ぼくのセンスが世の本道から逸れていることは承知してますので、おそらくこのマンガそれほど売れてないと思います。
なんせまず話が地味。時代が古い。主人公を支えるアイデンティティはスリ(これまた地味!)。
そんな作品をキッチリ完結させてくれたことに感謝です。こんな作品ばっかでも世の中困ると思いますが、こんな作品も存在できる場所は残しといてください。
誰に対してなにを祈ってますかぼく。

味読の方はぜひこの機会に。ぼくはそろそろ原作である「平成トム・ソーヤー」に手を出してみようと思います。

ともかく、歪んだ少年たちにバンザイ!

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