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2008年3月11日 (火)

空腹の空福( from 香緒美&晴音)

「言わなきゃ……ダメ?」
「『ダメ』とかじゃなくて。君が何を言いたいのかわからない」
「ズルいなぁ。わたしはこんなに、わかってるのに」

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いやいがった(良かった)いがった。

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「理由(わけ)あって冬に出る」
 似鳥鶏 創元推理文庫



そのナイスネーミングセンスとぼくの好きなタッチの表紙絵に釣られて買ってみたのですが…当たり当たり。

「青春ミステリ」という言葉でジャンル分けされてくるものに入るんでしょうか。ぼくはこのジャンルに入ってくる作品に好きなものが多かったりするんですが、まぁ要は中高生が主に学校付近で起こる事件を解決するってのが基本です。

そんな次第なのでもともと好感度ゼロからのスタートではなかったわけなんですが、それを差っ引いてもよかったかな。

あらすじとしては、ごくざっくり説明しますとフルートを吹く幽霊が学校に現れるという怪談の謎を主人公「達」が解き明かしていく――ということになります。
ポイントはこの「達」という部分。

うん。ぼくの好きな「決して派手ではないけどすごく魅力的なキャラクター達」がすごくたくさん出てきます。

ミステリーのトリック自体にそれほど衝撃力がある訳ではありませんし、ぼくはそこにすごく価値を置いているわけではありません。「魅力的なキャラクターたち」を見ているのが楽しいのです。

探偵役の変人文藝部の伊神先輩
助手役として振り回される葉山君
そして彼らを取り囲む実に様々な立場のキャラクター達。

なにより一番は演劇部の柳瀬先輩。

ずるいなぁ。めちゃくちゃ可愛いじゃないか。

魅力的なキャラクターってのは、複数の要素によって成り立ち、好意とアイデンティティは同居する。ちょい抽象的かもしれませんが、この本を読んでいてぼくが感じたのはそんなこと。

とそんな本作ですが、とにかくぼくが気に入っているのはその「放課後感」。

ぼくはこの放課後感が好きです。

文科系の部活がいくつかなんとなくなし崩しに偶然寄り集まって、それぞれがそれぞれの個性で一つのことと対峙するのは、なんだかワクワクするじゃないですか。

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2008年3月 3日 (月)

寓全の偶然( from 香緒美)

「そんなに語ったり、説明したり、違う気がするよ。気持ちって、伝えるものでしょ?」

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今朝あたり、起きたら鼻がむずがゆいのと、くしゃみが出るので「あ、いよいよ来たよ」って感じですが調子はどうですか皆さん。

本日の夢幻燈本舗は「モキチ電撃小説大賞銀賞を読み終わる」「モキチ貸し会議室を借りてみる」「モキチ八代将軍になる」の3本立てでお送りまします。んまふっふ(←旧サザエさん次回予告、こう聞こえませんでした? またひとりですか? 咳をしてもひとりですか? あ、ウンコするときはひとりでお願いします)

「モキチ電撃小説大賞銀賞を読み終わる」

前回、「ぼくは4作品の中からこれ選んだよ」ってばかりと「under―異界ノスタルジア 瀬那和章」(電撃文庫)の話をしました。

で、読み終わりましてね。

はずしたー!

ここ最近、けっこー自分の嗅覚には自身を持っていたのですが…見事にはずしました。

マイナスイメージの発言を夢幻燈本舗ではあんましないようにしようと思っていますし、「合う」「合わない」は結局主観の問題なので「ぼくには合わない」ということの上、欠点を最小限に留めようと思うのですが、

①いなくてもいいキャラクターがいる気がする
②なんかゴチャゴチャしてる
③ミステリー・サスペンスを期待してたらなんか異能力バトルだった

大体この辺。

①と②は相まってまして、なーんか薄くなっちゃってんですよ。キャラクターの数が結構多いんですが、どうにも完全に話をすすめるための「装置」っぽくなっちゃってるのが嫌だなぁと。で、それでもそれぞれに対してバックグラウンドを匂わせるようにするから直接本編に関係ない感じの「振りっぱなし」の設定があってゴチャゴチャする印象なんですよね。

③ぼくは派手な「アクション」とかよりも「サスペンス」「コン・ゲーム」みたいな「だましあい」とかが好きです。はじめ、この作品からそんな匂いを感じていたんですが、様相としては「異能力バトル」の風体でした。まぁそれならそれで「Dクラ」みたいに雰囲気作って人間相関も描くか、完全に異能力バトルに特化しててくれればよかったんですが、ちょいと中途半端。

そうですね、全体として中途半端なのかなぁ。あと「この作者はあのあたりの小説が好きそうだな」ってのが透けて来ているような気もするんですよね。いや、これは完全に気ですが。

そんな訳ですので、シリーズ続きそうな匂いもしてますがちょいと見送り。やっぱ「君のための物語」の方を読んでみようかなぁ。

「モキチ貸し会議室を借りてみる」

訳あって貸し会議室を使う機会がありました。あれはいいですね。
ぼくはお酒が飲めないのですが、話をするのは好きです。だから居酒屋で話をするということやファミレスで話をするのは大いに歓迎なのです。ただここで複雑なことに根が小心者なので自分達のしている話が周りで聞かれているのは気になるんですよね。
ぼくらのする話って「小説書くときさ…」とか「あのアニメさ…」とかそんな話も多かったりするので。そうすっと「好き放題話だけができるスペース」としての貸し会議室っていいなぁと思いました。ホワイトボードとかもあったし。最近「議論好きで理屈っぽいという県民性」を改めて意識しています。

「モキチ八代将軍吉宗になる」

打ってますかみなさん?
え?
やだなぁ、「パチスロ鉄拳伝タフ」の話に決まってるじゃないですか。
ぼくは先日2000枚出ましたよ。
いやびっくりしました。「もう設定はいんないだろーなー」と半ばあきらめていたんですがいやいやいや。投資50枚からボーナスとRTのループでまったくはまらずほぼ一撃2000枚ですよ。「果てしない~未来にはばーたーけ~(スペシャルボーナス音)」がかかりっぱなしですよ。
「灘神影流は活殺自在!!」ですよ。
いややっぱどうかしてるあの台。
もう灘神影流が最強っちゅうことをワイが証明してやりますよ。

で、ここはなんですか、「パチスロ鉄拳伝タフ」の話の素晴らしさを語ればいいんですか?

違う?

あ。「新吉宗」の話でしたね。

けっこー打ちました。というか打たされたと言うのか。

ぼくはパチンコでもパチスロでもあるいは麻雀でもいいんですが、完全に「確率」の信者です。現在のパチスロが1ゲーム(1回レバーを叩いてボタンを止めるまでの単位)ごとに、プログラムされている一定の確率で抽選をかけている以上、1回目で当たろうが100回目で当たろうが価値は同じ。それはたまたまの偶然を引いただけです。だからそれ以外を信じるつもりもありませんし、パチンコ・パチスロにありがちな例えば「ここぞって時にレバーを撫でるように叩くと当たる」とかそーゆー「オカルト」の類は「ヘンっ」っつって鼻で笑ってます。

ただ、「新吉宗」。こいつはねー言いたくないんだけど…「ハマリを食らうと直後のボーナスから連チャン。で、連チャン後はまたハマる」。すごく感覚的で嫌なんだけどそんな気がする。だから「っしゃ連チャン」→「うぎゃーコイン無くなるー」→「残り10枚でボーナス」→「連チャン」みたいな流れになって気が付くと腰上げられなくなってる。まぁお店の側もまだ良い設定を入れているだろうからそれに救われているというのもあるんだと思うんですが…。

ただそれでも飽きずに打っていられるんで大都ってメーカーはほんとに「どうやったら喜んでもらえるか」って仕掛けを考えるのが好きなんでしょうね。その「飽きない」理由の一つに引けば20パーセントくらいでボーナスに当たる「特殊リプレイ」があります。これがけっこーちょろちょろ出現するので楽しめるってのはありますね。まぁあんまスカると心が折れますが。

後はもう好みの問題なのですが、「性能の良いRT」。もうこれですよ。さっきの「タフ」もそうですが結局ぼくはこの「ボーナス+RT」で出球が増えていきつつボーナスの抽選も受けられるって仕組が好きみたいです。楽しくてしょうがない。「新吉宗」の場合ボーナス中にそのRTの抽選を、「なしor100or300」でしているのがいいですね。ドキドキできる。もうあれだ、ARTとかめんどくせえ。ってかどうもARTイップスになっているらしく目押しがうまくできないんですよ。どういうことなんだろうこれ。感覚的には視覚情報と反射神経の統一が出来ていないって感じなんですが…。

そんな訳で個人的に「新吉宗」、すごく楽しんで打っています。腰据えてゆっくり打つのがよさそうな機種ですね。ボーナス絵柄を揃えるときとかRT中がすごく楽しい。この「楽しい」。これがある機種とは長くお付き合いできる気がします。

ただ、一つ不満が。
演出上の問題で、「勝負!」的な演出で「負け」→「復活再戦」ってなるとほとんどの機種ではそれすなわちボーナス確定なんですが、「新吉宗」けっこースカるんですよね。一回負けて、レバーオン、ヒロインであるとこの「姫」が「なにやっとんじゃあー!」ってカットインしてきてそれでも負けるとやっぱちぃと悲しい。それくらいかなぁ。

あ、あともう一個あるわ。
大都の台の伝統で、ボーナス中はやっぱキャラ選択が出来る訳で。周りからどう見られようと基本的に「姫」な訳で。「姫ビッグ」→「青7ダブルライン」とかなると周りからちょいと舌打ちでもされそうな勢いですがそれでも「イマこの瞬間を感じていたい~♪(姫ビッグ中BGM)」な訳ですが。
この姫ビッグ中、液晶の中では姫様がライブを展開します。このライブ中、姫の衣装が着物から変化するんですがこの変化後の姫がですね、セクシーすぎる。もっと言っちゃうとですね、エロすぎる。非常にけしからん。うん、これですね。

追伸:なにやらまたウダウダと語りました。ただこのパチスロというところからも発想へのネタを拾っとくと、「吉宗」という台は基本和風のモチーフです。でも「姫」の際BGMはトランス風です。ただそのギャップが相まって不思議にステキな魅力を醸し出しています。この「組み合わせ」ってのは初代の際よく考えたもんだと思いますね。「目新しさ」を見せる際「すでにあるものを組み合わせてみる」この観点はすごく大事だと思います。

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