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2008年8月26日 (火)

錬差の連鎖( from 東雲東&三刀屋絵葉)

「かんべんしてくれよ~」
「馬鹿ね。勘弁してくれる相手なら最初からこんな無茶言い出さないわ。つまるところ、無駄」

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連載漫画の一気読みってのは、こー、ものっそい時間を『消化』していく感覚がありますね。

単に読むのにかかる時間って話もあるんですけど、

数年っていう連載期間を読む側は数時間で凝縮して追体験するわけで、その『時間の高速消化』はもしかすっと『時間跳躍』だよねと思う……おも……う……なんか書いてたら頭の隅で何か掴みかけてるんですけどうわ、なんだこれ、まとめたい。
と、気持ち悪さ全開のトークでお送りする夢幻燈本舗。
当ブログは煮え切らなさと不快感をテーマにお送りしています。

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教科書にないッ!/岡田和人
秋田書店



んーと、一昔前のエロコメ。

なんだかなー結局90年代くらいの作品ってのが一番自分に合うんだよなぁ。懐古主義者なのかねぇ。

青年漫画らしくサービスシーンが満載。まずもって女の子をエッチに描けたのが魅力。

で、「ヒロインがやくざの娘」「主人公とヒロインが教師と生徒の関係」「主人公と同僚の女教師とヒロインという三角関係」って具合に複数の障害を設けているのがうまいなぁと。

主人公のアパートにヒロインが転がり込んできて同棲が始まるって話なんですけど、以前に書いた「男性向けエンターテインメントなら舞台はアパートで良い」のサンプルがまたひとつ増えました。つかむしろアパートのほうが「あったらいいな」感を刺激して良いのかもしれませんね。

ストーリーマンガ転向以降敬遠していた古谷実の「ヒミズ」「シガテラ」「わにとかげぎす」を読んだり、と、えらくマンガ読んでます。やっぱマンガって文化は好きだなぁと実感。

ラストはその勢いに乗じて買ったマンガリスト。
っつっても続刊が主ですが。

いや、備忘録なんでテケトーに無視してください。

・ベル☆スタア強盗団2/伊藤明弘 白泉社
↑1巻が面白かったので「ジオブリーダーズ」も読み始めました
・もっけ8/熊倉隆敏 講談社
・惑星のさみだれ5/水上悟志 少年画報社
・百目の騎士 弐/原作:小池倫太郎 作画:村崎久都(@「Dクラッカーズ」) アスキー・メディアワークス
・鋼の錬金術師20/荒川弘 スクウェア・エニックス
・まりあほりっく2/遠藤海成 メディアファクトリー
↑どうかしてるマンガ(褒め言葉)
・夏目友人帳/緑川ゆき 白泉社
↑嗅覚買い。from「花とゆめコミックス」

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2008年8月24日 (日)

行儀の業義( from 東雲東)

「隠れ場所はない。それが――都市と地方都市の一番大きな違いだ」

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何か批判するってのは、基本的に対象を貶めることで自分の価値まで落とすので、しないに越したことはないです。

偉そうなことを言った以上「じゃあお前できるんだよな?」という話になるので自分の首を絞めます。

なにより人を不快にさせます。

だから、いいところは褒めて悪かったところは自分の中だけに留める―これが正解なのですが。

でもね、釈然としないことってあるじゃない!

今日某CDショップにいたらなんだか耳覚えのある曲が聞こえてきたんですよ。

で、「なんだっけ、これなんだっけ」ってしばらく考えてて――「『ラーミア』だ!」ってなりました。
『ドラゴンクエスト3』でね、ラーミアっていうでっけー鳥に乗ると流れる曲だったんですよ。
……それのHIPHOP.ver。なんか変に歌詞はいってんの。

今日の内容とするとにこの後けなしにかかりますんで商品名とか避けますけど、作る意味あんのこれ?

要は二次創作でしょ?
ニコニコでやれよって話ですよ。
「『ラーミアの曲』に歌詞をつけて唄ってみた』つって。

嘉門達夫の替え歌メドレーがやや似ている気がしますけど、まずもって元々歌詞があるところからの「そらみみ」的要素と、最終的にコミックソングっていう別分野に持ってってるのがいい部分だと思うんですが、そのいい部分を全部とってすごく醜悪にした形ですよね。

まぁぼくは元々『メロディ』に拠って音楽聴くのが好きなので、メロディに重きを置かないいわゆるHIPHOPが文化ごと好きじゃないってのもあるんですが、大体冒頭こそラーミアなんですけど、声が入り始めた後からラーミアの旋律は背後のほうで鳴っているだけで、別にいらねぇじゃんって感じだし。
英詩なので意味は聞き取れなかったんですけど、作品世界とパッケージで歌詞をつけてるのでなければ何のためにラーミアの楽曲使ったのかわかんないし。
そうすっと結局のところなんとなく耳覚えのある曲で『引き』を作っておいてあとはてめぇの好き放題に言いたいこと展開してくだけっていう――他人のふんどしを使い倒した、てめぇの力だけじゃ勝負できねぇ薄汚くてえらくせこい商法な気がするんですけどどうなんでしょうね。『ラーミア』だけならせいぜいゲームファンが気づく程度かもしれませんが、調べてみたら他に『千と千尋の神隠し』の楽曲使っても作ってるみたいなので、余計にそう思います。

なんか愚痴っぽくなった!

よくない!

楽しい話しよう!楽しい話!
今年も開幕するパワプロモキチリーグの話しよう!

いや、しない!

理由は長くなるから!

やっぱする!

理由はしたいから!

とりあえず今年はまだ開幕してません!

以上!

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月が100回沈めば
式田ティエン
宝島社文庫


まれにぼくの口から出てくるセリフですが、「いい匂いがした」。
つまり嗅覚で掴み取った一冊。
結果は当たり。
ちょいわかりづらいところがあったり、『あれ? この設定は絡まないの?』ってとこがあったりはするのですが、所々で出てくる理屈はなかなか素敵で、ちょっとドライで、でも情緒に溢れています。馴染み深い渋谷が舞台なこと、その渋谷の『街』としての姿を描いているあたりは引き込まれました。

縮まった距離感がベクトルを変えて間接的に離されると、なんかこうモヤモヤとした喪失感に包まれますね(この感想はおそらく超個人的なものなんでわかりにくかったらごめんなさい)。

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現在放映中のテレビアニメ『薬師寺涼子の怪奇事件簿』は割りといい感じで見れますね。
原作に未読のものが何冊かあるので補完しようかなぁ。

アニメはあと『鉄腕バーディ DECODE』が全然見れてないのでまとめて見たいです。
1話は面白そうだったのと、なんせ監督が大好きな赤根和樹さんなので期待はしているのですが。

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2008年8月 5日 (火)

比憎の皮肉(オズワルド&葵)

「好意的な解釈をするとしておこうじゃないか。恨み言吐いてみたところで状況が変わるわけでもない」
「でも! 口を開くのを止めたって変わりません! 同じです!」
「かもしれない。ただまぁ――少なくとも自己嫌悪に陥らずにはすむだろう?」

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宇宙に夢を見る人々の話は好きなのですが、スペースオペラは苦手です。

タイムトラベルが好きですが、タイムマシンが出てくると興ざめします。

ミステリーは好きですが、トリックにさほど興味はありません。

10年後と100年前はそれぞれ好きですが、100年後のことはどうでもいいです。

学園モノは好きですが、学園ハーレムラブコメは正直ぼくにあまり関わりの無いところでひっそり死ねばいいのにと夢の中に思いぬ(古文。鳥山石燕風)

Photo
ベル・スタア強盗団(白泉社ジェッツコミックス)
伊藤明弘



拳銃でのガンアクションは好きなのですが、ここに軽機関銃が出てくるに至り後ずさりをはじめ、アサルトライフルでも出てこようもんならもうどうでもいいです。パワードスーツは持っての外、人型ロボットに至ってはもはや存在意義が良く分かりません←たぶん近いうちにモキチさん刺されちゃうんだと思います。

冒頭からの状況を考えるに、どうも人間の身体が及ぶ範囲を飛び出して進行する物語に拒否感があるようです。好きな武器は短剣~ショートソードくらいまでで、両手剣以上の大きさのものはあんま好きくないです。

まぁそんな感じでひねくれものの僕様ちゃん(久渚友風)には西部劇が比較的心地よく響きます。

埃と汗と土の匂いがかっこいいと思うのとまだ人間が「道具」としての機械を使っているようなところが好きです。

で、今回の「ベル☆スタア強盗団」。

復刊本らしいですね。

表紙に引かれてフラフラと買ってみたら面白かったのでご紹介です。

お話の進み方が分かりにくいところがあるのですが、ぼくの好きな湯加減のガンアクションと、「誤解により事件に巻き込まれ開き直るヒロイン」が良かったです。

最近「事件」は悪意により起こされるほかに、相互理解のズレで起こってしまうことってあるよなと思っており。例えば映画なんか見てると、観客は知りえている情報があるのに、一面しか知らない主人公達がどんどんすれ違っていく場面に遭遇し「いやいやいや、違うって! ああ!」と思うことがあります。
この感覚って皮肉なエンターテインメントだよなと思い興味を持っていましたので、その意味でも参考になりました。

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