« 2008年12月 | トップページ | 2009年2月 »

2009年1月18日 (日)

進化の深化( from 葵&剣介)

「わらしは今すっごく酔ってまふ」

「ああ」

「だから、今夜ここで何が起ころーと、お酒のせいです!」

「……ナイス免罪符だ」

---------------------------------------------------------------------------

結局のところ、人間って基本的にはじめは空っぽなわけで。

それに気づけただけまぁたぶん幸せなわけで。

空っぽだからなんか詰めてやろうとと思うわけ。

でも必死になって詰め込んでいた割に、取り出そうと思ったら「あれ? 何も入っていない」と感じることはある。これは確かにある。でも、詰め込んだものがなくなるはずはないので、それは取り出し方がわからないのじゃないですかね。

『薬棚』というものを思い浮かべていただきたい。

何、『千と千尋の神隠し』で釜爺の部屋にあったでしょう、あれです。

ぼくの脳みそはたぶんあんなふうになっているはずです。

拾ってきた雑多すぎるものを細かく細かく、とにかく沢山。

取り出すときはその細かな引き出しから、分量を決めて取り出して、あらかじめ大きさを決めて用意し、名前をつけた箱の中に入れていきます。

要するに、ぼくは「枠」と「名前」を先に作るんです。

でも別に――

試行錯誤の末に分量が決まって、

分量に合わせて枠の形が決まって、

名前が与えられたって良いわけだ。

ごくごく個人的で、抽象めいた話ではありますが。

 

行きついたその場所には 何が待っているの

たどりつけなくても幻でも ぼくらは行くしかない

(「翔べ! イカロス」/Junglesmile)

合唱バージョン。原曲もいいけどこっちは神がかってるかと。余談ですが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月17日 (土)

徒歩の価値( from 創菜&刻)

「情報の価値が一緒なら、二つは同じもの。そうでしょ?」
「まぁ……そうなの……かな」
「否定できないってことは、オッケーだよね」

---------------------------------------------------------------------------

116731

 

『ヨーロッパ退屈日記』
伊丹十三(新潮文庫)





まぁ表紙に、

「この本を読んでニヤッと笑ったら、あなたは本格派で、しかもちょっと変なヒトです」

とある時点で手に取らないわけにはいかないのですが。

ええ、なんと言われようと自分は本物で「変わり者」は褒め言葉だと思っています。

いわゆる「伊丹サーティーン(C)伊集院光」ですね。

語り口の軽妙さとその慧眼っぷりに「おおう」「おおう」と感心させられながら、でもちょっと首をもたげる反発心。それが大体7:3くらいの割合でずーっとやって来る感じですね。

心底嫌いなものには「さっさと死ねよ」って言っておけばいいし、それがぼくの理論に照らし合わせて愚にもつかないなら「排泄物以下」って斬り捨てておけば良いんですが、言っていることはすごく納得できるし頭の使い方、技術、それを支える教養には憧れすら抱く、でも根本のところで少しだけベクトルがずれているからたまに反発心がやって来て、でもまたもやもやと消えていく。そんなリズム。いやー不思議な経験です。

おそらく、伊丹十三がこの本の中でも「正調」「スタンダード」を繰り返すのに対して、ぼくはどうしても「グランジ」や「パンク」っていう要するに「正しいとされているもんにカウンター決めてやろう」って言うスタイルによりどころを置いておきたいというのがこの反発心の原因じゃないかなぁとは思うのですが。

ただ、

・とある映画の中で、「若い夫婦が初めて観客に紹介されるシーン」で「エプロンを掛けて台所で働いている若妻に外から帰ってきた夫が接吻をする」という表現が使われていたことに対し、『これ以上安易で、投げやりな想像があるでしょうか』と鋭く指摘する点。

・「ああ、もしもし、うん田中だ――なに?――山口電機の社長が?――うん――死体になって発見された?――場所は――麹町の一番町、一八の五――よしわかった――うん、すぐ行く」
という「殺人事件の説明をするための安易な手段」を持ち出し、『説明的な台詞の愚劣さとは、かくの如きものである。いいシナリオほど、それと判らない形で自然な会話やショットの中に、説明を織り込んでゆくのである。

というこの二点に関してはこれすばらしく名言で、むう、考えるところが多いですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月13日 (火)

血別の決別( from 槍司&晴音)

「バカげた話だぜ。オレが言っても説得力ねーけど」
「かもね。でも、自分だけはどうやったって騙せない――だろ?」

---------------------------------------------------------------------------

3日ほど前からネットにつながらなくなってましてん。

このままやったらアカン思うてせめてどこでわや(駄目)になってしまってんか確かめよ思うてNTTに電話したってましてな。

ワイとしたってはとりあえず料金の未払いとかで止まってるんかどうか確認できたらよかったんやけど、担当のオッちゃんものごっつ丁寧に対応してくれはりましてな。

電話の声に従ってPCの設定とか確認しとったら――

しとったら――

LANケーブル抜けてましてん。

「あ、なんだろ、繋がりましたわ! なんやこっちでちょっとまちごうてたみたいです! エラいすんまへん!」

って言うて電話切りました。

うん、死のう!

な!

NTTさんお騒がせしました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月 7日 (水)

新解の新開( from 創菜&刻)

「理不尽だわ!!」
「……」
「理不尽だと言っていたりする私なのだわ!!」
「ふぁ、ふぁふぃふぁ(な、なにが)?」
「同じ瞬間には二度と時間跳躍できないって、なにそれ」
「しょうがないじゃん」
「しょうがなくなーい! 楽しい瞬間は何度でも。甘いものは別腹! そう! 楽しい記憶は肺で消化されるのです! 何言ってますか私?」
「……そうだね。で? 楽しくない瞬間はすっ飛ばす?」
「上等ね」
「じゃあま、バランスが取れないからじゃねーの?」
「ほほう?」

---------------------------------------------------------------------------
年末から年明けにかけては「M-1で得た賞金を寄越せ」とつつかれました。

どうやらNON-STAYLEの井上祐介(ツッコミの方)に似ているらしいです。

どうも、大体そんなかんじの者です。

あ、大丈夫ですよ、皆さんの中にイメージが何となく固まったらそれがぼくです。
キャラクターに関しての情報を一つ加えておくと最近中川翔子が可愛くて仕方ありません。なんだろう。

はい、というわけで2009年も相変わらず面倒くささ全開でお送りしております夢幻燈本舗なわけですけれどもひとつよろしくお願いします。

どうやら旅に出たまんま帰っていない設定になっているようですので更新をいたしました。

とは言えですね、年明け、特にしゃべることがありません。まぁそんなこと言うとこのサイトはしゃべる必要のあることがひとっつもないサイトになっちゃいますので、微妙に垂れ流しておこうかなと思うのですが。

12月31日と1月1日に何か明確な線引きをしているわけでもないのですが、一応年をまたいで読む本とその年の一番はじめに買う本に関しては少し考えてから決めるようにしています。

年またぎの本は今年はあまり選定している時間が無く、結局読み続けていた本がそのまままたいだ形になりました。

アンソニー・ホープの『ゼンダ城の虜』(東京創元社)です。

まだ読み終わっていないのですが、陰謀と義侠、恋と剣戟。19世紀という時代設定や、ルリタニアという架空の王国の舞台設定も相まって、単純に面白いです。正編と、続編に当たる「ヘンツィオ伯爵」というお話を収録しているのですが、この「ヘンツィオ伯爵」は正編の悪役に当たる人物なのですが、うん、良い具合に主役を食います。この、「モテる悪役」という役割はズルいですよね。

年明け一発目購入の本は以下の通り。

活字の本はあまり新しいのが出てませんでしたので、マンガが多数になりました。
唯一の小説が森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』だったのは僥倖。

・夜は短し歩けよ乙女 森見登美彦(角川文庫)
・魔剣X Another Jack 1,2 林田球(エンターブレイン)
『魔剣X』は確かドリームキャストで出てたゲームでしたよね。コミカライズの復刊作品のようです。絵柄が好みだったので購入してみました。
・SKET DANCE6 篠原健太(集英社ジャンプコミックス)
えーと、1巻から今読んでるところの作品なのですが、実はこの6巻、作中でthe pillowsの名曲「FUNNY BUNNY」が使われてるとのことで、アンテナに変な引っかかり方をしておりました。初版帯にはthe pillowsの山中さわおがコメントしとります。the pillowsもずいぶんメジャーになったもんですねぇ。
・ねじまきの庭1 榧世シキ(一迅社)
いわゆる「匂い買い」←そんな言葉無いですよモキチさん。「寄宿舎」「少年少女」「学園ファンタジー」のキーワードで購入。
・鋼の錬金術師21 荒川弘(スクウェア・エニックス)
・それでも町は廻っている5 石黒正数(少年画報社)
・もやしもん7 石川雅之(講談社イブニングコミックス)
上記三冊はシリーズということで安定。しかしあれだな、石川雅之の描く女キャラはエロいな。

以上、2009年最初の書籍購入録。

後は以下に、2008年最後にAmazonで購入した本群があったのでついでに載っけときます。特に誰かが必要としていることもないかなぁと思いますが、まぁ備忘録備忘録。

・ドーナツブックスいしいひさいち選集19~23 いしいひさいち(アクションコミックス)
『バイトくん』シリーズが面白かったのでいしいひさいちの作品を読み始めたのですが、まさに博覧強記で面白いですね。『ホーホケキョとなりの山田君』が面白かったのかどうかは知りませんが。
・花子と寓話のテラー4 えすのサカエ(角川エースコミックス)
『未来日記』シリーズの作者の前シリーズ。3までは古本で買ったんですが、4だけ新刊でも見つからず。こういうときにAmazonはホント便利です。最終刊、ちょっと風呂敷たたむのに大急ぎですが、「都市伝説」のギミックもあいまって個人的には良かったです。
・ゆうきまさみ初期作品集 early days2 ゆうきまさみ(角川エースコミックス)
『鉄腕バーディ』効果での復刊でしょうか。ゆうきまさみのデビューのきっかけであるところの「アニメパロディ」に関しては基本『ガンダム』シリーズがまるでわからなかったの「うーむ」。ただ、『究極超人あ~る』につながる原点はここにあるんですねぇ。80年代の空気を感じるにはよいかもです。
・奇想の江戸挿絵 辻惟雄(集英社新書)
江戸時代の様々な書物に付けられた挿絵を体系的に解説した本ですね。「妖怪絵」からの発展で購入。沢山ビジュアルが載っているので嬉しいのですが、よくまぁこういう気持ち悪いもんを考えますよ。日本画って、西洋画のようにメチャメチャリアルの追求をしたってもは少ない気がするのですが、ディフォルメの巧みさで、かえってなんつーか心臓の裏側からゾワゾワするもんが多い気がします。
・回帰祭 小林めぐみ(ハヤカワ文庫)
『片手間ヒロイズム』で小林めぐみ熱が来たので購入。まぁそうじゃなくても「秀才少年ライカは都市の謎を調べ回り、勝ち気な少女ヒマリは地球に憧れている。そして地球行きを憂う少年アツはヒマリに一目惚れ。そんな3人が出会った喋るウナギは、3人が住む星のある秘密を示唆する」っていうあらすじで手に取っていた気はするのですが。結局、「現在から未来に流れ続ける、登場キャラクターたちの立場」と「相関図」の二つが交わってくるとぼくの琴線を鳴らすみたいですね。
・小説すばる 2009年1月号(集英社)
本屋で買えよってのはまさにその通りなのですが。いや、たまたまタイミングが重なったのです。購入の理由は「広瀬正特集」が載っていたので。全集復刊記念でありがたい限り。
・俺の屍を越えてゆけ(PSゲーム)
昔持っていたのですが、手放して以来何処の中古屋でも手に入りませんで。したら新品がありましたね。また別の機会に書こうと思うのですが、「ストーリーを楽しむもの」ではなくて、「ストーリーを組み上げて楽しむもの」だと思います。ちなみにゲームデザイナー桝田省治の小説最新刊「鬼切り夜烏子4 聖邪が街にやって来る!!」はファミ通文庫から発売中。個人的には「鬼才」の名にふさわしい人だと思って参考にしてます。

---------------------------------------------------------------------------

今これ書いてる横で「まりあほりっく」のアニメが始まりました。

冒頭から「雌豚」。

ほほう。飛ばしてますなぁ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年12月 | トップページ | 2009年2月 »