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2010年7月26日 (月)

偏屈な変窟( 狸也&槍司)

「いいか、負けたら常にその二倍の額を賭けろ。そうすればいつかは絶対に取り返せる」
「あのな、じいさん。その理屈には『無限に掛け金がある場合』って条件がつきまとうんだ」

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「今はね。ほんとに贅沢だと思うよ。俺貧乏で、全然食えなかったからね、ガキん時」

先日ね、定食屋でメシかっ込んでたら――上品な言い方するとね、夕餉を咀嚼していたら背中越しに家族連れがいまして。
その家族連れのおとっつぁんが(つっても30代くらいですが)そう言い出した訳です。

声がでかかったので、カツカレー食ってる(あんた好きだねカツカレー)ぼくにも聞こえてきます。当然ぼくとしたら「そうか、小さいとき苦労した人なのかな」なんて思ってました。

「ガキん時さ、もう腹減ってしょうがねえから――」

(ビー玉でもなめてたとか……ひたすら水飲んだとかそんな話でも飛び出すのかしら?)

「冷蔵庫の卵をさ、スクランブルエッグっつーの? フワフワのやつにしようとして調味料入れて。そしたらさ、こども、甘いの好きじゃん? だから砂糖入れまくっちゃてさ。もうまずくて食えたもんじゃねーの。捨てちまった」

(ん?) 

「ほんと貧乏だったよ、あの頃」

……いや、話繋がってねぇから。
あったまわりぃ小学生がひとり思い浮かぶだけなんですけど。

ってか少なくとも卵は冷蔵庫に入っているし調味料も勢ぞろってるわけで。要するに、物資が欠乏しててとか、金銭的にものが買えなかったという状況ではなさそうなわけで。

あんたが馬鹿ってだけじゃないのかと。

「貧乏」っつーのが頭の中身指してんならまあ当たってますけど。

だいたい、作って捨ててるし。

思わず顔をしげしげと眺めてから、わざと首を傾げながらお店を出ました。

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世間はなんせ夏休み。大学生もきっちり夏休み。

ファミレスでお仕事してたらそんな大学生二人が会話してて。

「いやー、ギターぜんっぜん弾くヒマねーわー」
「まーな。そう言えばいくらのギター買ったんだっけ?」
「3万円」
「それたけーなー」
「まーな」

……。

……。

……ちっともたかくねーから。

物の価値というのは相対的なもので、例えばお小遣いが1000円の子供にとってマンガ一冊400円也は収入の40パーセントな訳なので充分高価な買い物となってくる訳です。

あと、現在ぼくの部屋に置いてあるギターは二年くらい前にそれこそ4万円くらいで買ったギターだったりするわけなので、別段そのギターがダメって言ってるわけではないです。

ただ、楽器はその性能と、音を認められるグレードがほぼ決まっていて、最低ラインが10万円くらいから後は青天井となるわけで。「高い安い」を言うなら、やっぱそれを踏まえておかないと話がおかしくなると思うんです。

要するに「3万円のギター」を高いって言い出すのは「ギター」って楽器を弾く立場ながらギターに関してなーんも知らないってことと、あと「オレ耳悪ぃっす(音楽的な意味で)」ってのを大声で言ってるようなもんなんで、恥ずかしいですよ、と。どこで意地の悪い奴が聞いてるかわかんないですよっと。

そんなこと思いました。

今日のテーマは「人の振り見て我が振り直せ」&「壁に耳あり障子にメアリー」。

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2010年7月23日 (金)

博奕の縛智( from 灰原狸也"はいばらまみや"&鋭耀)

「永久に勝ち続けられる奴なんざいねえんだ。俺が言うんだから間違いねえ」
「へ――てめえみ――」
「俺なんざみてぇな老いぼれが何を言いやがる――か。しかし俺が言うからには間違いねえのさ。“Spot Writer”――知ってるんじゃねーのか? あまり好きな呼び名じゃねーが」
「『賽の目の語り部』!? てめえがあの『賽神』――灰原狸也だってのか!?」
「……絶対的な勝ちなんてのがありえねえ以上、俺たちは――いや、兄さん――あんたはどこかで負けと折り合いをつけなくちゃならねえ」
「……納得なんて出来ねえぜ。なんだそのくそダセェ一択は。俺は読んだぜ、てめえの書いた本。いいか、いくらあれが『お話』だとしたって、てめえの周りにもいたはずだぜ! 勝ち続けた奴がよ。『本物』がよ」
「……一流を気取ってる割に、ちぃと巡りがわりぃな、兄さん」
「ああん? かんけーねーだろ」
「んな奴ら――みんな死んじまったに決まってるじゃねえか」
「!?」
「だから――俺がここにいる」

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しかし暑いですね。夢幻燈本舗のモキチです。

昔はこんなに暑くなかった気がするのですが、なんなんでしょう。やはり地球があっつくなっているのか、それともぼくの生まれたところは比較的に涼しいところだったのか、それとも小さいときには体のサーモスタットがぶっ壊れてたのか。ぜんぶ正解な気もしますが、現在街にあふれ出てるテンションストッパーが崩壊したお子様ちゃん達を眺めている限り、最後の憶測もそう間違っていない気もします。

こう暑いとさすがのぼくも食欲が落ちるわけで、昨日の夕食なんてカツカレーを食べるので精一杯でした←バカぢゃねえの。サマンサ三吉ってマンガ家が「カツカレーは外食のファンタジスタ」って言ってましたけど、うん、確かにあの食い物って外食じゃないとまず食べる機会のない食い物ですね。

閑話休題。

そんな訳なので、こう暑いとまあどうしても何かしら冷たいものを食べるのですが。はまってるのが「冷やし豆腐茶漬け」。もともとお茶漬け海苔か何かのCMで見て「うまそうだな」と思って作ってみたのが始まりなんですけど、これ、やばいですよ。一番簡単な作り方は、ご飯炊いて、豆腐買ってきて、永谷園でもなんでもお茶漬けの素を買って来て、ご飯の上に「どぅおりゃ!」っつって豆腐乗っけたらお茶漬けの素振って、後はお湯でも水でも注げばそれで完成。馬鹿にされてるみたいな調理法ですが、ぶっ飛ばしたくなるくらいうまいですよ。お好みで刻み海苔を更に大量にぶっかけてもかつお節振ってもワサビ利かせてもアレンジ自在なんでまーお手軽でございます。

暑さにやられてエアコンにやられて食欲失せがちな皆さんはぜひお試し下さい。

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画面の外で「夢幻燈本舗っていつからワンポイント生活の知恵みてーなブログになったの?」って表情を浮かべてる皆さんの顔が容易に想像できる次第なので、最近のモキチさんの動向を書いておきましょうかね。皆さんの「夢幻燈本舗っていつから芸能人気取りの勘違いさんのブログになったの?」って表情が容易に想像できる次第なので、全力で無視します。

・財布変えました。
都合たぶん10年くらい付き合った財布の小銭ジッパーが崩壊しましてね。
ええ、2年くらい前に。
しばらくそれで使ってたんですけど、どうも自分の記憶と小銭入れの中身が一致しないケースが多発するようになったので新しいのを探してましてね。なっかなか良いのが見つからなかったんですけど、まあなんとか及第点のものが見つかりました。いやいや。小銭が漏れない財布ってスゴイですね。
ただ、ずーっとウォレットチェーン付きの財布を使っていたので、あれがないとすっごい不安。もうね、オシャレとかと完全別ベクトルで「財布がどっか行きそうで不安」。前に使っていた財布から外そうかとも思ったんですけど、完全に一体化した作りなので諦めて、今ネットでよさげなものを発注しました。
なんていうか、もうほとんどおじいちゃんですね。

・バッグ変えました
何このコーナー。
もう「苗字が変わりました」とかにしちゃえばいいと思いました。
普段使いのバッグのジッパーがぶっ壊れたので新しいのを買いました。以上。

・服買いました
夏服を買いました。

・烏龍茶(1.5リットルペット)買いました
さっき飲みました。

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先日、友人のお誘いで銭湯行ってきました。
サラッと書いてますが上の文はあんまり普通じゃないと思います。
まあ都内の集合しやすいところに候補を定めて行ってみたんです。「スーパー銭湯」って銘打たれていたんですが、これがふっつーの銭湯。近くに住んでる学生さんから、肌に絵の入ったカラフルさんまで、ほんとに地元の人のお風呂として活用されてる感じでした。
フロ入ってから上がって飲み物飲んでぐでーっとテレビ眺めてる時まで人を観察してたんですけど、なーんかいいですね。突然他人の日常の中に飛び込んだみたいで、新鮮さがありました。まあ実際毎日のこととなるとそうも言ってられないのかも知れませんが、これなら近くで風呂なしアパートもいいんじゃないって感じ。特に週末だったのでのんびりした空気が漂ってましたし。始終なぜか「映画みたいだな」って考えてましてね。定期的に行ってみるといろいろ考える時間が出来ていいかなあなんて思いました。これが400円前後で楽しめるので、リーズナブルなエンターテインメントです。
ちょいっとしばらく銭湯巡り、はまるかも知れませんね。

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今、東京MXの『IJP伊集院パーク』という番組を見ながら書いているのですが、番組内コーナーで「黙って伊集院に着いてこい!」というのをやってる。要は都内を逃げ回る伊集院光を、いろいろ推測しながら追いかけ企画。『15×24』みたいで、ぼく、結局こういうのが好きなんだなあとしみじみと思う。「交通網の整った都会+推理+追いかけっこ」ってなね。

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