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2010年9月20日 (月)

炎完の縁観の円環

…………ガッコン。
…………ガッコン。
…………ガッコン。
…………ガッコン。

……なあ少年。

君、さっきから小刻みに上下動を繰り返してるし、ハンドル切る度にズルッズルにスリップしてるし、ってかヘタすると歩くより移動速度が遅くなってると思うんだけど。

自転車ってのにはもっとタイヤに空気を注入して乗りな?

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「初期衝動を積み上げる」。

ぼくがこの連休に行っていたことです。

何してたかというと、自分が「いいな」と感じたフィクションの世界にベタッと浸っていました。

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「フィクションの海に沈む」。

触れていると辛いことが多いのも事実ですが、まあそれでもフィクションは好きです。

何度か触れてますが、キャラクターに強く入れ込むということは少ない方です。
それをドライと表現していいのかわかりませんが、まあ少なくとも性格がかなり淡泊なんだと思います。

なので世界設定の上にキャラクターが乗っかって、そこに確かなバックグラウンドと相関図が存在し、それをシーンで見せてくれる――たぶんそういうもの出会った瞬間に「好きー!」ってなってまあフィクションの海にボコボコ沈んでくんだろうなあと思うのですが。

そんなぼくがここ1、2週間ボッコボコに沈んでたのがこちら。

『ALIVE 最終進化型少年』(全21巻)

前に1、2巻だけ買ってあったので「そう言えば」と思って5巻まで買いたしたらちょいと浅瀬まで引き込まれてあれよあれよと思ってたら一気に12巻。やりよりますねこれは。

大枠でくくってしまえば「異能力バトルもの」ってことになるかと思います。

ただ、ぼく、「異能力バトル」そのものにあんま興味ないんですよね。

「最強の~」とか「伝説の~」とか、まあそういうの、正直どうでもいい。誰が強かろうと知ったこっちゃない。『ジョジョ』に始まるスタンドバトルみたいなものは頭脳ゲーム的な面白さがあるからその点は好きですけど、アクションでゴリゴリ押すみたいなものはねぇ。わかりやすいのはそのアクション部分だけを抜き出して魅力とした『ドラゴンボール』なんでしょうけど、ぼく『ドラゴンボール』にちっともはまらなかったし。

よく格闘技の世界で「誰が一番強いか」って話題になったりしますが、その辺にちっとも興味がわかないんで、最終的に格闘技とかに興味が持てないんだろうなあと思います。

なので、「異能力バトル」の場合、能力習得の過程にキャラクターのバックグラウンドが大きく関わっていたり、アクション以外のドラマでその異能力をどう扱うかがぼくの興味の的です。

あと、これは異能力バトルに限らず最近ぼくが「これがぼくの好きな話の作りかなあ」と感じているのが「主要人物をどうやってどうやってぶっ壊すか(特に精神的に)」と「どうやって再生させるか」。

その点で、この作品は今のところすごくぼく好みに出来てるなあと思います。

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ぼくは良くしゃべる方で。

しゃべっているうちにとか、しゃべったあととか思考がまとまることがよくあります。
先日、

『Q.E.D 証明終了』(1~36巻)

この作品がどう面白いかを友人に「15歳でMIT(マサチューセッツ工科大学)を卒業した主人公が事件の謎を解いていくのは当たり前に面白いけれど、どこか人間味に欠けたところのあった主人公が『謎』の背後に存在した人の思惑に目を向け出すのが良い」って口で言ってて、「なるほど、ぼくはそういうところが好きなのか」とハタと気がつきました。ええ、いい加減な性格です。

「謎」が生まれるには偶然にしろ必然にしろ「理由」が存在します。じゃあそれがなんなのか。それを機械的な単なる謎、と、人の心から生まれる謎と絡めて物語に仕上げてくれているのでこの『Q.E.D』は面白いです。

ちなみにこの連休で22巻~25巻を買いたしたら、やっぱり思いの外面白かったので、ぼくにしては珍しく振り返って古い巻を読み返し、ついでに同じ作者の『ロケットマン』を読み返しました。


『ロケットマン』(文庫版 全5巻)

『Q.E.D』もいいけどどうしようもなくおもしれえなこれ。

血反吐吐いても納得のいく結果が得られないことが多いのが――もっと言えば血反吐吐くことすら適わないのがこの現実世界。せめて血反吐吐く機会はきっちり与えられてるのがフィクション。フィクションってな別段都合の良い作り駄話のことじゃなくて、きっとそういうことだと思いますけどね、ぼくは。

「少年よ、冒険をせよ!!」(『ロケットマン』帯文より)。

そーだ。その通りだ。

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2010年9月 9日 (木)

解読の回読

「通常時DDTが完璧なら下段バービタがズルっと赤7まで滑った時点で重複1枚役確定であり激アツ。さらにフリーズまで伴ってくれればART5セットも確定であり悶絶」

当夢幻燈本舗ではですね、基本的にははじめて読んだ人でもわかるような内容にしようとですね、専門用語とか個人的すぎることとか、そういうことはなるべく避けたり、もし書くとしても最低限説明を入れてきた訳です。冒頭に引っ張ってきたパチスロの話なんかその際たる例なんですが……。

「オオタチにトッコウ全振りして冷却ビームかますと空中系にカクイチらしいよ」(本日夕飯時の「松屋」にて隣の二人組の会話より抜粋。前後の文脈からたぶん『ポケモン』の話)。

「オオタチ」はモンスターか武器の名前かなぁ……「トッコウ」は普通に考えると「特攻」……その後の「全振り」ってのは普通何かしらのパラメーターへのボーナスポイントを割り振ることを指すから……スキルかなんかの話か? 「冷却ビーム」はたぶん必殺技名。「カクイチ」は……「画一」じゃ意味が通らないから「確一」……要するにそれ一発で勝負が決まるって意味で捉えていいのかな……。

味噌汁片手にもはや呪文の解読状態。

完璧に解読できた日には伝説の大魔法でも習得できるのかしらね、ぼく。

バカ高ぇ塔を作って神の怒りを買ったわけでもないのにこの有様。

もしかしたら。

ぼくらが日常生活で言語コミュニケーション取れてることって、ほぼ奇蹟みてぇなもんかも知れませんね。

(夢幻燈本舗ちょっといい話 モキチ)

※旧版をご存知の方にはちょっと懐かしいフォーマット。

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