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2010年10月14日 (木)

「頭がロックンロール」と「頭がお花畑」ではどっちがあったまわりぃ表現なのかについて考察をくわえてみる

理由あって。

別にないけど(前提を提示、即打ち消すっていう高度なストーリー技術。別名没コミュニケーション)。

映画をちょろちょろ観てる。

ちょほっと注意して観てると判るのだけれど、映画のワンシーンってのは意外なほどに短い。あと、これはよく言われることだけれど、無駄なシーンってのはまずない。知ってはいた。知ってはいたんだけどこれを身体感覚として実感するのは中々難しい。

で、中の一本。

『パイレーツ・ロック』(2009公開)

観ようと思ってて見逃してた一本。

1966年。イギリスに民放ラジオが存在せずポピュラーミュージックの放送が制限されていた時代に、北海からロック音楽を流して人気を集めていた「海賊ラジオ局」。その個性的なDJ達の様子と、「風紀が乱れる」つって規制しようとする政府との戦いを描いた物語。コメディです。

っていう筋なのですが、ぶっちゃけ政府とのバトルはそーんなに深刻な感じがしません。政府がやっていることがどのくらい脅威になるかとひとつひとつの手段の結果があんまり描かれてないからだと思うのですが。要するに、DJ達は「知ったことか」つってひたすら楽しそうにしてるので。

ただですね、ぼくはこういう映画が大好き!
クソ下品な不良親父どもが熱く描かれている様子とかたまりません。やっぱね、熱いのがいいです熱いやつ。

音楽の使われ方も良いですしね。音楽をバックにキャラクターたちの無言の演技を見せる演出(要はストーリー性のあるPVみたいな)とかはこれ、映画独特の演出ですけど、センスよくまとまると格好良いですねぇ。

ぼくはよくいろんなもの観たり読んだりして「涙腺崩壊」って言いますけど、勘違いされるとイヤなのが「お涙頂戴」との混同で、「お涙頂戴」は豚の餌だと思っています。熱い泣きなんですよね、要はたぶん。アニメ『エウレカセブン』で言うところのアクセルの「受け取れ! レントーン!」とか『ノエイン』で言うところの「いいわけねえだろ!」とか『FFⅨ』で言うところの「独りじゃない」流れてるとことか、『俺の屍を超えていけ』の「俺の死を悲しむ暇があるなら、1歩でも 前へ行け、決して振り向くな。子供たちよ…俺の屍を越えてゆけッ」とか。笑って笑って最後泣ける」という話は好きなんですけど、たぶん日本的なそれの最高峰はよしもと新喜劇みたいになってくるのでちょっと違うんだよなぁと思います。『アメリカングラフィティ』みたいな話は好きですけど、日本の青春物の映画はなんかどうも嫌いです。基本湿っぽいからかなぁと思います。もっとこーカラっと乾いてればいいのに。

ただ、そうは言ってみてもぼくもバリバリの日本人。タイムトラベルには湿っぽさがつき物です。タイムトラベル物の名作『夏への扉』は日本では大人気ですが、実はアメリカでは日本ほどは好まれていないみたいです。先日青春アドベンチャー版を聞き、ストーリーをたどり直しました。相変わらず大好きですけどまぁ乾いているとは言いがたい。この辺の複雑な趣味嗜好が、ねじれた人格を形成している原因だよなぁと思います。

で、こーんなめんどくせぇ人の目下最大の悩みは、ぼくの好きな映画のジャンルが判らないこと。例えば好きな映画であるところの『パイレーツ・ロック』はコメディところにあったのですが、隣をみても何やら興味の欠片ももてない動物コメディだったり、『アンタッチャブル』はサスペンスのところにあったのですが、隣のサイコスリラーはちょいと遠慮願いたい。『俺達に明日はない』の隣には清く正しそうな成長ストーリーがならび青春物とくくられてました。映画あんまり詳しくないので、好きな作品が見つかった棚から次の作品へ繋げたいのですが、そんなわけで「面白かったから似た感じのものを」という数珠繋ぎができなくて困っています。

まぁたぶん厄介な性格をどうにかしろってことなんだろうなぁ。

する気ねぇけど(前提を提示、即打ち消すっていう――以下略)。

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