« 夢幻燈本舗的2010ベストランキング「本」編 | トップページ | 夢幻燈本舗的2010ベストランキング「映像」「音楽」編 »

2010年12月29日 (水)

夢幻燈本舗的2010ベストランキング「マンガ」編

はい、と言うわけで夢幻燈本舗的2010ベストランキング「マンガ」編です。
※一応完結してるものそうでないもの混ざってますので、完結済みのものに関しては、最終刊を掲載することにしました。

第5位

宇宙賃貸サルガッ荘/TAGRO

『変ゼミ』等のヒットを受けて待望の復刊シリーズが無事に完結。『変ゼミ』と言えば、あのともすりゃ萌え絵に釣られて購入したらびっくりな毒だらけ、人によっては大地雷ってことで個人的にはもう「ざまぁだわさ」ってシリーズですが、こっちは打って変わってまともなセンスオブワンダー。後半が急展開で若干の詰め込み感はあるものの、総じて面白い作品でした。スクエニは、エニックス時代に結構こういう見た目はポップなのに中びっくりって作品を送り出してた気がするのですが(『魔法陣グルグル』とか)、もっとそういうのやって欲しいなぁと思いつつ。おそらくその流れの一番最後に連なったのが『鋼の練金術師』だと思うんだけどな。ちなみに『鋼の錬金術師』はみんなが誉めるだろうから入れない。

第4位

テルマエロマエ/ヤマザキマリ

これは放っておいたらぼく読んでなかったかも知れないという意味でも大きい。とりあえずすすめてくれた友人には大感謝。要は「ローマ人、日本の銭湯へ」何ですが、目の付け所と切り取り方、見せ方がホントすごいなぁと。別にすごい事件が起こってるわけではないので、日常ってのもずらして見るとこんなに面白いですよ、と。コロンブスの卵的本でした。楽な気持ちで読めるのもでかかったです。

第3位

木曜日のフルット/石黒正数

さんざん大騒ぎしてきた『それでも町は回っている』はアニメ化を果たしたことで一定の市民権を得たとぼくの中では判断されたので良し。後は勝手に広まる。ということで『短編集2』やら『響子と父さん』やら迷いましたが、結局これを。妙に人間くさい猫の日常四コマ。『それ町』もそうですが、石黒正数の笑いは材料を与えるだけ与えておいて、最後に想像の余地を残しておくのが不思議にほんわかした余韻に繋がっていて素晴らしい点かと。

第2位

っポイ!/やまざき貴子

後ろ4巻ほどまだ読んでないのですが……。まさか来年のランキングに入れるわけにはいかないし、そもそも来年読むかどうかも判らないし……(要するに一生読まないかも知れない。いや、嫌いってんじゃなくてなんてんだろうね、大事すぎて読めない。その作品に結論を出したくない。変な感覚だってのは判ってるんですけどね)。というわけで、「祝完結」の今年に。大量の登場人物に青臭い事件の数々。そして幼馴染みの少年コンビ。好きなもん全部詰まってたってことでぼくには欠かせないシリーズでした。果たしてこれが今の中学生の感覚にビタはまりするとはもちろん思えないんですが、ぼくはこういう青臭い作品が大好きです。

第1位

アライブ/あだちとか、河島正

2010年、21巻にて完結。そして今年、ぼくの初期衝動をとにかく揺り動かしてくれたシリーズ。読み始めたら止まらなくて、次から次へとネットで取り寄せました。
分類するのであれば「異能力バトルもの」。ある日特殊な能力に目覚めた人間達の戦いを描く訳なのですが、ぼくは「○○の能力は××で、これは△△な形で~」って話にそーんなに興味はありません。要するに能力そのもの、ひいては「バトル」を面白さの基点に置く話ですね。この作品は「特殊能力」を使って人間の感情を描いていた点がものすごくぼく好みでした。なんでそんな能力を持つに至ったかが描かれ、じゃあその能力を得たが為にどんな思考に走るのかってことですね。その辺がものっそしっかりしてた。後は主人公側は基本常に追い込まれていたってのもグッときました。ほんとっきっつい状況の中、それでもつかめる光がある――くさい話ですけど、このくらいの温度感が個人的にはバランスがいいと思います。とにかくマイナーなので中々本屋でも目に触れる機会が少ないのですが、とにかくグッと来る話ですので少しでも興味がありましたらぜひ。

以上。

次回へ――続く!(『エウレカ』風で)

|

« 夢幻燈本舗的2010ベストランキング「本」編 | トップページ | 夢幻燈本舗的2010ベストランキング「映像」「音楽」編 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/109131/50431894

この記事へのトラックバック一覧です: 夢幻燈本舗的2010ベストランキング「マンガ」編:

« 夢幻燈本舗的2010ベストランキング「本」編 | トップページ | 夢幻燈本舗的2010ベストランキング「映像」「音楽」編 »