2006年2月19日 (日)

口唇の交信( from 響希&晴音)

「奇跡などないわ。だから『不可能』を『可能』にすることを偉業と呼ぶのよ。『可能』を『可能』にしないのは、怠惰。吐き気がする」
「君の言葉は、武器みたいだ。研がれて尖って輝いてる」
「あなたのは違うとでも言うつもり、戦う辞書《バトル・ディクト》?」
「…違わない」


「少年と少女の恋には広い世界が必要だが、男と女には鍵のかかる部屋が一つあればいい」

田中芳樹という作家の「アップフェルラント物語」に確かこんなセリフが出てきたはずです。好きなセリフです。詳細まで自信が無いので細部は違っているかも知れませんが←好きなセリフなら覚えといてください。

ともあれ、今回の肝はそんなところ。

友人から「お前は絶対にグァー来るって!読めって!」

と、

4592123700

キス マツモトトモ 白泉社
(全8巻)






このようなマンガを貸していただきました。もう少し具体的に言うと、なんか無理矢理持ってきてゴーインに置いていかれました。いわゆる押し貸しです。

3週間前に。

「お前はハムスターか、げっ歯類か、頬袋にひたすら溜め込むみたいにしやがって!あれか?前歯とかもたまに削らないと死ぬのか?柱とかで!」

とここ最近催促されていたのですが、今日やっと読み終わりましたので感謝やら感想やら。

ホントは読み終わった直後の感想は危険なのですが。

まぁざっと言うと17歳の女子高生と、そのピアノ講師24歳の歳の差カップルの話です←ざっとすぎ。

第一の感想としたら「ビターチョコと甘めのスパークリングワイン」。

オシャレめで少し皮肉の効いたセリフと、題材の背景にあるピアノ、クラシック、ジャズという一連の音楽が、単なる舞台背景ではなく、ちゃんとストーリーと溶け合っていて、作品の雰囲気を作っています。

で、主人公の相手が7歳年上ということの延長線上で、魅力的な「おっさん」がイイです。

特に、主人公の「叔父さん」がいいです。実に魅力的です。アクの強い悪人っていいですよね。ってかこのマンガ、割と性格捻じ曲がったようなのばっか出てくるんだけど。だから主人公がまっすぐな性格なのがいいのかもしれませんね。変化球は直球に弱いのですよ。

そんな変化球なぼくとしましては、龍蔵おじさん、環さん、の二人がお気に入りかな。

ただ「グァーって来るトコ」ってどこだ?

ぼくの好みからはずれますが、絵柄は繊細ですし(ぼくはもっと線の太い絵か、丸っこい絵の方が好き)、主人公の成長は描かれているとは思うのですが「グァー」とは来ない。

どうも見解に相違があるような気がする。

ぼくが「グァー」なるのはなんつーかバーニングなとこですよ?「熱い」やつですよ?「萌え」ではなく「燃え」の方ですよ?ムダに暑苦しいやつ。
主人公が最終的な障害に向かい合った際、今までのお話の中で丁寧に描かれてきた人間関係が全部集結、何も言わなくてもわかってる、みたいなやつですよ?
「男&女の絆」と言うよりは「仲間の絆」みたいなやつ。

たぶん、友人としてみれば、「ひねくれた性格の美形」が「主人公にだけ抱く慈しみ」的なところ(あと、題材として音楽)がぼくのツボだろうと判断したのだと思いますが、そこには見解の相違があって、好みの相違がやはりある。

ぼくは子供なので(言い訳のように使ってはいけませんが)、冒頭の話に戻れば恋愛話に限らずぼくが「グァー」となるには「広いフィールドと多くの登場人物」が不可欠なのです。

その点でいくと、この「キス」は少々ぼくには大人っぽすぎるのかなと。ほとんど毎回の締めのキスシーンも「7歳という歳の差をつなぐための絆」として、うまく機能しているとは思うのですが、んー。

後は、このお話が「最終的な目的」を明確に持たずにいる。というのがぼくの好みからずれているのかもしれません。ぼくの好みが「でかい目的にむかううねりとしてエピソードを積み重ねていく」というものなのに対し、この「キス」は「エピソード単発の中に心情を込める。第一話と最終話において何か大きな『事件』的変化はない」という気がします。もちろん主人公は心情を変化させ、どんどんキレイになるのですが。
元々読み切りスタートということなので、話の作り方的に最終目標など端から定められていないのかもしれません。

出来事の中の人間、人間を通して出来事を描くのではなく、出来事を下地に人間を描く。そんなスタンスなのかもしれません。そういうことであればでかい流れなど必要なく、登場人物の心情が描ければいい。

エピソードの結末未回収なのもやや残念で、特に、叔父さんの「姪はやらんぞ!」エピソード。いくつかあるんですよねぇ。ただ、やはりこれもスタンスが上記の通りなら。

ですんで、そこが好きな人ならきっと気に入るんだと思います。

ってか少女マンガのアドバンテージってそこだと思うし。

あと最後の見解の相違は題材の「音楽」。

音楽のジャンル分けに意味は無いと思っていますが、それでも好みの偏りはあります。おそらく友人はこのマンガに出てくるみたいなクラシックの名曲たちからの流れと周辺の文化が特に好きなんだと思いますが、ぼくの偏りの根元の部分は「ディストーションの効いたギター」。この相違はあるのかなと思います。

なんだか特に構成もなくすっ飛ばし気味に書いてしまいましたが、最後まで読んでくれた人がいるようであればサンキューです。正直感想をダラダラ書いてしまった感じで美点も疵《きず》も混ぜこぜで書いてしまいましたんで乱文失礼です。あまりに見ぐるしいと判断した場合差し替えます。

本棚には

・百鬼夜行抄2、3 今市子
・もっけ4、5 熊倉隆敏
・蟲師6 漆原友紀
・めぞん一刻8 高橋留美子
・BLACK BLOOD BROTHERS 5 ―風雲急告― あざの耕平
・封仙娘娘追宝録・奮闘編5 最後の宝貝 ろくごまるに

を追加。

スロースターターあざの耕平、火が入るかそろそろな感じで期待のBBB5巻は言うまでも無く、長い沈黙から復活の兆しの「封仙~」刊行に、「見捨てないでくれてありがとう富士見!」。

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2005年5月28日 (土)

何なんだおい

核弾頭になったら~♪

核弾頭になったら~♪

…あの戦争のときに失った、ほんの一握りでも救えるのかな…

あ、どうもこんにちは、夢幻燈本舗のモキチです(ふすまの影からニョッキリと)。

ってかなんでいきなり一週間空いてんだ。定年後のおっさんが趣味でやってるラーメン屋かここは。

いやね、違うんですよ聞いてくださいよ。

なんでぼくがこんなオシャレメン達がランバダを踊り狂ってるブログになんてやって来たと思ってるんですか。

携帯更新ができるからですよ。

それ以外のなんでもない。カッコマン達に仲間入りできるなんて考えたこと一回も無い。

先生そんなこと思ったことも無い!

そしたらね、

イケテルメンズノンノことこのぼくがね、阿部寛ことこのぼくがハイカラさんが通る携帯から更新しようとしたら「届きませんでした」って戻ってきやがんですよ。

届かなかった手紙ですよ。

「忘れちまえよあんな女のことなんか」ですよ。

もう訳がわかんない。

そんな具合にぼくはあの子の気持ちが判らないのでさっさと携帯で更新できる方法を確認してこようと思います。

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2005年5月21日 (土)

ただいま!

 燈火があった。
 元々一対であったとも云われるその燈火が、しかし人の世を渡り歩き始めてから後、揃って並べられたという話はない。
 あらゆる夢、幻を映し出し人々の目を楽しませたという伝説の燈火
 ――「夢幻燈」。

 少し、ほんの少し昔、

 幽やかに燈りそして消えた燈火を覚えていた者は語る、

「あれはずっと探しているのだ。昔も。今も。そう、その片割れを」

いまだた(再会記念特別挨拶)!

みんな久しぶり!

モキチお兄さんが帰ってきたよ!

ショットガンと鎌持って帰ってきたよ!

「誰だお前」とかぬかす悪い子は、お兄さんが鎌でスパっと素敵にジェノサイド!

浮かれてはしゃぎゲロな良い子ちゃんズにはお兄さん、鉛玉を腹いっぱいプレゼントだ!

さぁとっととお家へ帰った帰った。

「はじめて来てやったっぞこの野郎」な方ははじめまして。

旧来の夢幻燈本舗よりご愛顧の皆様お久しぶりです。

夢幻燈本舗、ここに復活です。

つってもなんせ今パソコンがない環境にいるんでしばらくはどうなるか判りませんが…

肩慣らししながらやってくんで、まぁしばらくは生あったかく見守ってやってください。

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